第6話 6つの願い(ようするに海の中のジュエルシード)
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ
いま俺がどう行動すればいいかを!
1.逃げる
2.闘う
3.お持ち帰り
4.はやての家に突撃
5.助ける
1はかなり酷い人間になりそうだ。
2は歩けない少女に戦闘とか鬼畜だろ。
3はアースラに持って帰れと?
4は常識的に考えて無理だろ。
となると無難に5しかないか。早く帰れば何とかなるだろ…たぶん(希望的観測)
「大丈夫?」
車椅子を起こし、はやてに手を貸す。
「あ、はい。ありがとうございます。」
るはやてを引っ張り上げ、車椅子にのせる。
「あとは大丈夫かい?」
「はい。あ、私は八神はやてっていいます。あなたは?」
「齋藤悠希です。」
「お礼したいんやけど。」
「あー、俺は外国に住んでるんだよ…んで、今回は母親がこっちに来たから一緒に連れてこられただけなんだ。だから…悪いがそろそろ帰んないといけないんだ。」
これでどうだ?
「そうなん?じゃあ、今度来たときは図書館によってな?結構そこにおるから。」
やった!これはセーフだろ!
というより、図書館ってかなり適当だな。その時に図書館にいないかも知れないのに。テンパってるのか?
「分かった。また会えることを祈ってるよ。それじゃあさよなら。」
「また会おうな。」
ふぅ、なんとか切り抜けた(?)
A's編では少し動きづらくなったかな?
まあ、なんとかなるさ。
とりあえずアースラに帰ろうかな?
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「艦長、ジュエルシード シリアル?を封印してきました。」
「ご苦労様。なのはさんが2つ、フェイトさんが2つ封印したから、これで残り6つ…見当たらないわね〜」
「捜索範囲を地上以外まで広げています。海が近いのでもしかするとその中かも…
例の黒い服の娘と合わせてエイミィが捜索してくれています。」
「そう。」
エイミィがクッキーとかを食いながら捜索してるがいいのかね?粉がキーボードの上に落ちる気がするけど…
まぁ、クロノ達も何も言わないしいいか。
「ちょっとなのはとユーノの所に行ってきます。」
「あ、ユーキ君!手伝っt「じゃ!」ちょっと!」
このままいるとエイミィに仕事を押し付けられそうだ。
〜少年移動(逃走)中〜
ん?なのは達は喋ってる最中か。因みにどんなこと喋ってるかは
なのはが小さい頃は一人だった
みたいなことです。
「…だから結構馴れてるの。」
「へ〜、そーなのかー。」
「ふぇっ!?何時からいたの!?」
「なのはが割と最近まで一人だった〜のあたりからだよ。気付かれなかったのは影が薄いってことなのかな…」
結構近くまで来てたのに気付かれなかったのは少しショックだな…
「あははは…あれ?今なのはって呼びました?」
「ああ、基本は仲間や友人には呼び捨てで呼んでるからね。嫌だったら変えるけど。」
「あ、呼び捨てで大丈夫です。」
「そうか…あと敬語じゃなくていいよ。一歳しか違わないし。」
「分かったの。そう言えばユーノちゃんの家族のこととかあまり知らないね。」
「ああ、僕はもともと一人だったから。」
「あ、そうなの?」
「両親はいなかったけど部族の皆に育ててもらったから。だからスクライアの一族皆が僕の家族だよ。あと、兄さんもね。」
「そっか。そう言えばユーキ君を何で 兄さん ってよんでるの?」
「ああ、俺の母さんがスクライア一族だったからね、小さい頃からユーノとは知り合いだったんだよ。」
「うん。遺跡発掘とかも一緒にやってたしね。」
「へー。
―――ヴー!ヴー!
っ!?」
アラートってことはフェイトか?
『エマージェンシー!捜索域の海上にて、大型の魔力反応を感知!』
「なのは!ユーノ!行くぞ!」
「「うん!」」
〜少年少女移動中〜
なのはは原作通り運動神経が悪かったため引っ張ってきた。
「フェイトちゃん!」
「なんとも呆れた無茶をする娘だわ!」
「無謀ですね、間違いなく自滅します。あれは個人が出せる魔力の限界を越えている。」
「自滅した後はジュエルシードの魔力で少なくとも海鳴市は壊滅するだろうな。」
テンプレのようなことを言って思考誘導をしてみる。
「そうね…クロノ、ユーキ、なのはさん、ユーノさん、現場へ行って封印をよろしくお願いします。」
「「「はい!」」」
結構うまくいったな。
〜少年少女転送中〜
「いくよ、レイジングハート。風は空に、星は天に、輝く光はこの腕に、不屈の心はこの胸に!レイジングハート、セットアップ!」
あれ?何で俺達はデバイスを展開させずに来たんだ?…まあ、今はデバイスを展開しますか。
「ジュワユーズ、セットアップ!」
『All right.Stand by ready.Set up!』
「…どうしてセットアップや魔法を使うときは英語になるんだ?」
『そういう仕様です。』
「俺がお前を作ったんだぞ?」
『…そういう仕様です。』
「…そうか。」
どうせカッコいいからみたいな理由だろ。
閑話休題(なんか閑話休題を多用してる気がする。)
フェイトとアルフが見えてきた。
「フェイトの邪魔をするなー!」
アルフがこっちに気付いたしてきた。
「まぁ待て。」
『Wide Area Protectin!』
「またアンタかい!」
また攻撃しようとしてきた。
「だから待てと言ってるだろ。今回は封印の手助けだ。このまま失敗されるとここいら一帯が消し飛ぶ。だから封印し終わるまでは協力しに来た。」
「封印が終わったらジュエルシードを持っていくn「このままならテスタロッサは自滅するだけだろ?」ちっ、わかったよ。」
交渉完了っと。
因みにユーノとクロノは竜巻を止めてる。そしてなのははフェイトに「2人できっちり半分こ」とか言って魔力を分けている。
「んじゃ、俺達もやりますか。」
『Frost Flower.』
俺の足元に魔方陣が展開され、小さな魔力弾を放っていく。
「キレイ…」
なのはが呟いた通り、この魔法は美しいが効力も強い。恐らく今の俺とユーが使える魔法の中ではかなりの威力があるだろう。
魔力弾が海や竜巻に着弾した瞬間、周辺を凍らせて氷の花を咲かせる。
これで竜巻を止められたはず。
「なのは!今だ!」
「あ、うん!フェイトちゃん、2人でせーので一気に封印!」
なのはがそう言ったら、レイジングハートとバルディッシュがシーリングモードになった。
「いくよ、フェイトちゃん!せーの!」
「サンダー」「ディバイン」
「レイジ!」「バスター!」
2人の魔法が凍った海に当たり大☆爆☆発した。
…ぶっちゃけ辺りが閃光に包まれた瞬間死んだかと思いました。
まあ、それは置いといて。6つのジュエルシードが出てきたから封印できたっぽい。
「友達になりたいんだ。」
これは名言ですよね。んで、これを言ったということは
―――ゴロゴロピシャーン
来たよ。来やがりましたよ。
「母さん!」
雷の1つがフェイトに当たりそうになる。
「ユー!」
『Wide Area Protection Powered!』
この【ワイドエリアプロテクション・パワード】は【ワイドエリアプロテクション】を強化したものだ。要するに防御力が高く、広範囲を守れる盾ということ。
あと、「べ、別にアンタを助けたくてプロテクションを張ったわけじゃないんだからね!ただジュエルシードを守るためなんだからね!勘違いしないでよ!」とかツンデレっぽくネタをいれようと思ったが、フェイトは普通に返してきそうでやめました。あの娘は純真で天然だからね。
「クロノ!ジュエルシードの確保を!使い魔が取ろうとしてる。」
いつの間にかアルフがフェイトを抱えてジュエルシードを取りに行ってる。
「分かってる!」
クロノはアルフの前に行き、ジュエルシードを取るのを邪魔した。
「邪魔…するなー!?」
アルフがクロノに魔力弾を当て、弾き飛ばす。
m9(^Д^)プギャーwww
「3つしかない!?」
クロノがわざわざアルフにジュエルシードを見せた後、S2U(クロノのデバイス)に格納した。
「わざわざ見せるとか良い趣味してるな(よくやった、クロノ!)」
「本音と建前が逆なの…」
おっと、口が滑った。
「う゛あああああ」
アルフは怒って海に魔力弾を放って逃げていった。
俺達って自滅しかけてたフェイトを手伝ったしフェイトを雷から守ったよな?
怒られるのはなんか釈然としないんだが。