小説『魔法少女リリカルなのは〜技術チートになった転生者…………なのか?〜』
作者:触手系男子()

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第7話 囚われのお姫さま×2(ようするにアリサ&すずか)





俺は今、海鳴市にいる。
フェイト達、またはその手がかりを探せだとよ。
原作では遠見市のマンションに住んでたが、原作通りとはかぎらないし、原作通りだとしても今は時の庭園でプレシアにお仕置きされてるだろう。
原作通りのプレシアなら一度殴ってやりたいね。あんな可愛い子を…もとい、あんなに母親思いの子を痛めつけるなんて許せんしな。
まあ、時の庭園の場所が分からないから行けないんだけどね。あんなに長い奴を覚えるほど転生前は暇じゃなかったし。1つでも間違ってたら「壁の中にいる」とかだし。
やっぱスターライトブレイカーを初めて使った戦いの後にしか行けないか。
そういえばそろそろアルフがアリサに拾われるんだっけ?まぁ、その時はアースラから通信がk

「ちょっと放してよ!」

「うるさい!おい、薬嗅がせろ。」

「へへ、りょーかい!」

…アレってアリサとすずかだよな。
んで、男逹が二人を連れていこうとしてるってことは…誘拐だよね?
あれ?このままじゃ原作通りにアリサがアルフを拾わない?
アルフを拾わない

アルフ死亡

そのまま戦ってフェイトが捕まる

アルフがいないから時の庭園に行くメンバーが減る(俺が行くからここは問題ない)

アルフもいないし母親にも捨てられてフェイトが立ち直れるかが分からない
↓               ↓
立ち直らない         立ち直る
↓               ↓
BAD END     原作通りいったらアルフもプレシアも死んでるからBAD END、プレシアが助かっても心に傷

冗談じゃねぇぞ!そんなシリアスな展開なんぞにさせてたまるか!
…取り合えずサーチャーを付けとこう。
さあ、ミッションスタートだ。


〜少年尾行中〜


飛んでます。。
ちゃんと見つからないようにしてるよ?
さて、サーチャーで覗いておこう。

ここは倉庫か、んで誘拐犯はっと
…スキンヘッドの男とグラサンの男の二人だけか。
少なくね?好都合だけど。

「へへ、ガキ一人を誘拐するだけで大金が手に入るんだ楽な商売だぜ。」

いや、誘拐って楽か?
警察に捕まる可能性があるっていうリスクもあるだろ。
…というより、一人?

「そうだな。まあ、この金髪のガキもオマケに連れてきたがバニングスのとこのガキだろ?良い拾いもんだぜ。おい、起きろ。」

…いままでの話から推測すると狙いはすずかの方か。
というより何故起こす!?

「「う、う〜ん」」

「ひひ、お目覚めですか?おじょーさん!」

うわっ、うぜぇ、まじうぜぇ…

「っ!?アンタ逹!私達に何をするつもり!」

「おー、威勢が良いですなー
そうだな、ソッチの紫の髪のガキはそのまま依頼主に渡すが…お前はどこぞのロリコンにでも売り飛ばすよ。」

「っ!?アリサちゃんは関係無い!」

「ほぅ、化け物にも他人を庇う気持ちがあるんだな。いや、正しくは吸血鬼か。まあ、どっちでもいいか。」

「?何を言ってるの、すずかは人g「いや、ソイツの一族である月村家は夜の一族って言ってな、人の血液を飲んで身体能力を上げる化け物なんだってさ。俺たちの依頼者はそのサンプルがほしいらしいぜ。」…本当なの?すずか。」

なんだろう、このシリアスは。

「うん…本当だよ…」

泣きながら寂しそうに言うのに少し萌えてしまった俺は駄目人間なのだろうか?

「ひゃひゃ!こんな化け物と知り合ったなんて運がなかったな!」

さっきからうぜぇよ!
因みにスキンヘッドの方ね。

「……ゎょ」

「あん?」

「私の友達を馬鹿にすんじゃないわよ!」

おわっ!?熱いな、流石はバーニング(笑)!目指せ、松●修造!
…前世ではテストの作文に【心に残った言葉】っていう課題があったから、「もっと熱くなれよ!!」で書いたなぁ。あんなことしてたから国語の点数が30点とかだったのかな…

「夜の一族だとか吸血鬼だとかそんなことはどうでもいい!すずかは私の友達よ!」

「うひゃひゃひゃ、熱いねぇ。でも生意気過ぎると…お仕置きしないとねぇ。」

なんかスキンヘッドが手を動かしながらアリサの方に寄っていく。
OK、俺の中ではスキンヘッドは変態に決定した。
…さあ、ペドを撲滅しようか。

「変態には死の裁きを。イエスロリータ・ノータッチという言葉を知らないのか?」

「「「「なっ!?」」」」

「お前、何時から…いや、何処から入った!」

「正々堂々と正面から入りましたよ?因みに今着いたばかりです。まぁ、最初から話しは聞いてましたが…」

「そんな馬鹿なことあるはずねぇ!」

「知ってました?あり得ないことはあり得ないんですよ?」

種を明かせば封時結界を張って、その中を移動してきたから気づかれないのは当たり前だ。
魔法マジ便利www

「まぁいい…死ね!」

犯人の二人がそれぞれ、ベレッタM92とトカレフTT-33を取り出してきた。転生してから地球とかの質量兵器について勉強したけど、ベレッタとトカレフって会社名らしいね。

「死にたくないっす!」

―――ザクッ

「「っ!?ぐあ゛あああああああああああああああ!!!!!!」」

流石シャーペンとボールペン!よく刺さる!
意外と文房具は強いです。取り扱いには注意しましょう。
というか、簡単に拳銃を落とすなよ、危ないだろ。まあ、好都合だけどさ。

「クソッ、藤田!早く銃を拾ってコイツを殺すぞ!」

「おう、杉下!」

スキンヘッドは藤田、グラサンは杉下って言うらしい。どうでもいいな。

「取らせっかよ!」

定規を投げ、拳銃を弾き飛ばす。これで随分遠くまで行った。

「このガキ!」

「オラッ!」

二人で殴りかかってくる。

「大人が二人がかりで10歳児を殴ろうとするなんて鬼畜だな。」

鬼畜な二人には痛い目にあって貰うために拳をホッチキスで受け止める。
ホッチキスを思い切り押すことになるので、

「「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」

もちろん、手に刺さります。

痛いよね、アレ。
それよりコイツらは、

「うっさい!」

「「ぐひゃ!」」

穴あけパンチで頭を殴り、気絶させる。

「「(この人の方が鬼畜だ!)」」

なんか、失礼なことを言われた気がする。
っと、それよりもコイツらを拘束しないと。
ガムテープで良いかな?

両手首・足首を固定するように巻いて、体にも巻いて、口・目に張って出来上がり。

これでよし!…文房具が散らばっててガムテープで男二人が縛られてる光景ってマジでシュール。

「そこの女子、大丈夫か?」

「え、ええ。」

「は、はい。」

「それは良かった。次からは気をつけろよ。」

アリサとすずかを縛っていたロープをハサミで切る。

〔『マスター、300メートル先に生体反応が。』〕

〔「敵か?」〕

〔『分かりません。ただ、小太刀を二本所有している男性です。』〕

高町父か兄だな。今は関わり合いになりたくないな。

〔「分かった。多分味方だろうがサーチャーを頼む。」〕

〔『もう飛ばしてますが?』〕

〔「流石だ。」〕

「あ、あの!」

「すまん。急いでるから。じゃ!」

「あっ!ちょっと!待ちなさいよ!」

助けたのに怒鳴られるとか…
あっ!やっぱり高町兄だった。ステルス性を上げたオリジナルのサーチャー睨むとかマジで人外だな。
さっさと逃げないと面倒ごとに巻き込まれそうだな。









あ、文房具って質量兵器かな?
まあ、緊急時だし大丈夫だろ。
因みに文房具を出していたのはこのポーチからです。
通称「しまえる君(母親命名)」日本円にして約198000円ぽっきり!これで君もRPGの主人公たちのような気分が味わえるぞ!いくらでもしまえるバック的な意味で。


〜おまけ〜

「大丈夫か!…は?」

「あ、なのはのお兄さん!」

「ええと。アリサちゃん、すずかちゃん、この状況は?」

「えっと、さっき10歳の男の子がやっていきました。」

「ソイツはさっき逃げていったけど…」

「…そうか。」

恭也さんは少し混乱したあと理解するのを放棄したらしいです。





〜おまけ2〜
原作キャラにユーキをどう思うか聞きました。

なのはside
え?ユーキ君の事をどう思うか…なの?
う〜ん、お兄ちゃんとはまた違うけど一緒にいると落ち着く人なの。

ユーノside
兄さんをどう思うかですか?
そうですね、僕にとって一番大切な人ですね///
昔から兄さんがスクライアに来る時は楽しみにしてましたし///
あ、もちろんスクライアの人たちが嫌いってわけじゃないよ?

フェイトside
ユーキって…管理局のメカニック(?)の人ですよね?
あの人は…強い人ですね。メカニックって言ってたけど海を凍らせる程の魔法も使ってたし。
あと、母さんの魔法から守ってくれた時は少し嬉しかった…かな?///

クロノside
ああ、あの馬鹿弟子のことか。
生意気な弟と頼れる親友の間くらいかな?あのふざけた行動とか、面倒臭がりのところを直せば良いヤツなんだが…
才能があるし、努力も人並み以上にしてるし。
アイツは自分で、総合的な強さは僕以下、才能はなのは以下って言ってるが、アイツはその差を自作デバイスのスペックや魔力量の多さ、手札の多さで補ってるからアイツの本気は僕よりも強いと思うんだが…

エイミィside
ユーキ君のこと?
そうだね、義弟かな?ああ、誤字じゃないよ。クロノ君にとって弟なら私にとっては義弟だし。
ただ、仕事をたまには手伝って欲しいんだけど…まあ、本当はデバイスマイスターだから良いんだけどね。

リンディside
ユーキ君?
そうですね〜魔法の才能もあり、頭も良い、努力もしてるし、人見知りせず誰とでも仲良くなれて、三提督などの上層部にコネもある。とても優秀な部下よ。
不真面目に見えるけどちゃんと仕事もしてるし、デバイスの整備も空いてる時間でやってくれるし。
ただ、法に触れるようなことをしながら、それをうやむやにしてるのはどうかと思うのだけれど。

はやてside
ユーキ?ああ、悠希君のことか!
そうやな、不思議な人やったけど良い人なんやないか?見ず知らずの私を助けてくれたし。たぶん困ってる人は見捨てない人やと思うで。また会えると良いんやけど…図書館はアバウト過ぎたやろか?あの時は結構緊張してたから…
家を教えても良かったかもしれんな。

アリサside
ああ、私たちを助けた文房具の男子ね。
助けてくれたのはありがたかったけど、何で文房具を使ってたかとか、そもそも何処にあんな量の文房具を持ってたかとか、何で逃げたかっていう疑問があるわね。
次に会ったら絶対逃がさないんだから!

すずかside
あの人のことですか?
あの時「最初から聞いていた」って言っていたけど私が夜の一族ってことも聞いてたのかな?だったら契約しなきゃなんだけど…

恭也side
あの光景を見た時は一瞬思考が止まりかけた。
物音がしないから中に入ってみたら、文房具が散乱して、犯人らしき男二人がガムテープで巻かれてるなんて普通じゃ考えられないだろ。
すずかちゃんが言うには10歳(自称)の男の子がやったと言っていたが、壁にボールペンが刺さってたし………わけがわからないよ。

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