小説『織斑さんちの隣は転生者!?』
作者:deruta11()

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※この作品は大幅なキャラ崩壊を引き起こしています、今回はそれが顕著に出でいます

 キャラ崩壊が嫌な人は戻ることをお勧めします

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◆リザット視点

あーあー、どうしてこうなったんだろ、あ、どうもリザットです

いま、目の前でレヴィが頬を膨らませて怒ってます。ついでにジオ、レヴィファンからの視線もすごいです

これも朝怒って、ジオをお姫様だっこしたからだろうな・・・・

ちなみに、靴も履き替えさせていただきました。はい楽しかったです。

いつもは余裕のジオもディープキスとお姫様だっこであうあう言ってて、思わず欲望を開放しそうになりましたよハイ

さて、それを見せつけまくった結果がいまの状況だ、ああ、俺今日の遠足終わったら告白するんだ



現実逃避もやめよう、うん?みんな教室にいない? 窓の方からエンジン音、この音…バスか

もう来たのか、早いないや、俺の回想が長すぎたのかな

まぁいい、バスに乗るか



さすがに遅れるわけにもいかず、玄関まで走ったが、最後尾に無事追いつくことができたが、問題発生

席が悪鬼修羅すら裸足で逃げ出しそうなレヴィさんの隣しか空いてないとかマジゴーモンwwww

そして視線からは「「「「「お前が行け」」」」」そう語っていた

ああ、俺オワタ、さて極刑を受けに行こうかな・・・・・・

「隣座るぞレヴィ」そう単調に言って横に座るさて、小説の執筆作業に入るか

そう思いリュックから文庫本にそっくりなPDAを取り出しインカムを付ける

書いているのは俺の前世の話、暗い話だが戦争の悲惨さを分かってほしくて書いてる

結構のユーザーが見てくれている、感想は主人公カッケェとかそう言ったのもあるが、

小説だとしても本当に戦争の辛さが分かるとか貰ってる

さて、今日はシュテル達との邂逅を描くか

ん、メールかなになに、書籍化の案ふーん、偽装メールかねぇ

昨日の弁当の仕込みと5時起きが辛いがまあいい、執筆作業をするか





うう、やめろ、待て!やめろぉぉぉぉぉぉ!お?・・・・夢か

しかし、懐かしいというか相変わらず黒いな俺の過去・・・・・・

そういやバスに人がいないな、時刻は・・・げ、、もう昼ってことはかなり時間がたってやがる

もう午後の部の時間まで、15分しかないか、お菓子は抜きだなこりゃ

バスを降りると昼間の眩しい太陽の照りつけにさらされる、さらにアスファルトからも日航が反射され照りつける

ダブルの眩しさに見舞われた、「うお、まぶし!」とか一人でやっていた

今回、来た場所は江戸時代の街並みが残る山間部の町だここで午前中は、資料館を見て回り、

午後は古い町並みでスタンプラリーを三人一組のチームでするらしい

スタンプラリーのメンバーはどうすっかね、無難に身内で固めるのも悪くないが

ここは、クラスの奴らと組むのも悪くない、幸い仲良くさせてもらってるメンバーもいるしそっちに着くかな

「リザットーーー」この声はレヴィか、声の弾み方からして不機嫌ではないようだな

一緒に組まないかってことかな、今断ると家に帰った時が怖そうだな

レヴィなら、クラスメートたちとうまくいってるし大丈夫か、ディア大丈夫かな・・・・・

まぁ、今はレヴィとの二人あと一人が誰かと組むのかうまくやっていけるだろうなレヴィは

さてと、行くか

「リザット?どうしたの?」

「ああ、すまん考え事だ」

「なになに、教えてーー」

「内緒だから無理だな、でレヴィあと一人は誰にするんだ?」

「うーん、朱里ちゃんと一緒ならどうかな?」

「ああ、あの子ならいいだろう」

ちなみに、朱里ちゃんとは一言で表すなら元気っ子だ、容姿は黒髪黒眼と俺のようなアニメのような容姿はしてない

が美少女に分類されるくらいの整った顔ってことは言っておこう

性格はちょいときつめでやや百合の可能性ありってことで俺を目の敵にしてるってことか

まあいいや

「ねぇねぇ、リザット」 「んーーー?」

「ありがとう・・・・大好き!」

「ああ、俺もだよレヴィ」


レヴィ視点


僕いは不機嫌だ、原因はリザットにある僕たちに黙って一人で学校に行くのは構わない

けど、ジオと一緒に登校して、挙句お姫様だっこで行くなんて許せない

そんなこんなで不機嫌だ

あ、バスが来た

バスに座ると仲良くしてくれる朱里ちゃんが隣がいいか聞いてきた

けど、不機嫌を理由にして断ったときの顔が心にチクッときた

転生して、精神年齢はもう一九歳なのにここまで子供っぽいことしかできない自分に腹が立つ

見た目は九歳の身体だからって、もうリザットに甘えるのは行けないと思っても

甘えてる自分がいる、そしてこんなことで起こる自分が馬鹿らしい

シュテるんなら笑ってごまかすし、王様なら家で思いっきり甘えると言ってすまし、

ユーリなら、頬を膨らませて私怒ってますとかわいらしく、アピールするだろう

そんな中、クラスの雰囲気を暗くするしかできない自分が嫌いだ

そのなかで「レヴィ隣座るぞ」とぶっきらぼうに言って座る

僕の不機嫌の元凶リザットが隣に座る、朱里ちゃんが恨めしそうにリザットを恨むが

本人は全く気にしてない、どころか、気付いてないように思える

そしてリザットは文庫本を取り出して構い始めて三〇分くらいですぐに寝てしまった

「気楽なもんだよね」思わず口に出でしまった。

それからは、バスに揺られながら途中何事もなく目的地に着くことができた

リザットは相変わらず寝てたけど

午前の資料館を見て回るのを終えるとお昼ごはんの時間になった

お弁当箱を見ると特徴的な文様が浮かんでいたリザットが前世の時のもお弁当にしかけていた文様

この文様のおかげでお弁当が腐らずに出来たてホカホカを食べれるという優れもの

そしてお弁当の蓋を取ると何処か見知ったお弁当のおかずだった

唐揚げ、ミニハンバーグ、タコさんウィンナー、ポテトサラダ、卵焼き

そんなお弁当を半分ほど食べると思い出した、初めてリザットが作ってくれたお弁当と同じおかずだ

僕のわがままでピクニックをすることになったあの日に食べたお弁当

いろんな思い出がよみがえってきた、そして一番最後に湧き上がってきたのは『ありがとうの気持ち』

僕はリザットにそんなことを伝えたくなった、朝の出来事なんて気にせず伝えたい

そう思えた。


だから、会えたらすぐに伝えたい


――――――ありがとう、リザット大好きだよ!



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