後半ですリザット無双 ただし、一瞬です。
神殺しと転生者殺しは伊達じゃないってことですよ
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◆楯無視点
『私の旦那様が助けに来てくれます』
そう言った時の目に狂気がはらんでいないのに驚きながら
私は本当に助けが来るのだろうかと、そう疑ってしまった
そして思わず「そんなのあるわけがない」と思ってしまった
「そんな都合のいいのがいるの?」
さきほど思った「そんなのあるはずがない」は言わずにオブラートに包んで言ってみたつもりだ
「いるから言うんですよ、世界を敵に回しても、守って見せると誓ってくれた人が」
そこまで尽くしてくれる人がいることを聞くとなんだか羨ましくなってこう言ってしまった
「いいわね、けど夢見すぎよ」
そういったユーリちゃんがむすーっとして、私怒ってますと言った表情だ、かわいい
「むぅー、ホントですよ!嘘じゃありません、こっちに来てますから」
けど、判るなんて大したもんよね位置までわかるって愛コンタクトならぬ愛マップってとこかしら
「ん、それより来たみたいね、私たちを誘拐した人が」
そう言って気配のする方を見ると優男と屈強な黒服がきた、だが他にも潜んでいそうだ
万が一、逃げ出すときのために考えて逃走経路を考えておかないと
「やっと起きたようだな、やれやれ余計な人を巻き込んじまったが運がなかったと思ってくれや」
男たちがユーリちゃんの身体に目を付けたようだった・・・・・ロリコンめ
それでも、ユーリちゃんは平然としていて、こう言った
「そうですか、でもこの体をささげていいのは」「俺だけだろ、ユーリ」
ユーリちゃんが言った言葉をつなげるように一人の男の子が歩いてきた確か・・・・リザットとか言う男の子じゃない
去年の始業式の時にユーリちゃんをお姫様だっこした
男たちはリザットくんを見ると笑い始めた、こんなガキに何ができると
私もそう思っていた、けど始まってみると結果はリザット君の圧勝
どこからか剣を取り出し銃を弾くと相手を一撃でKOしてしまった
その姿には違和感がある、10歳程度なのに、その身に宿す殺気と威圧感はかなりの修羅場を潜って来た者のオーラだ
彼は一体?私の中で疑問が生まれた
「おまえは、更識の回し者か?もしくは懐刀といったところかな?」
そして私の疑問を代弁するかのように優男が尋ねるしかし、その言葉には圧倒的威圧感がある
リザット君はそれに当てられてもなお、平然としているむしろ
『どうした、その程度かと?』挑発しているように見える
そして、優男が不敵に微笑むと黒服の男たちがリザット君に一斉に襲いかかる
けどリザット君は涼しい顔で「これだけか、全員で来ればいいのに」
そう、ぽつりと呟き姿が消えた?
そのあと、黒服の男たちは倒れて行ったその中には剣を地面に突き刺し腕組みをして
余裕の表情で立っていた、それを見た優男は驚きと怒りを露わにしている
おそらく、たった一瞬であれだけの数を倒したことと、自分が相手を見極められなかった、『そして手加減されている』
これらだろうそして、怒りを言葉に込めて叫ぶ
「てめぇ一体何もんだ!その力ば、化け「化け物か?」化け物じゃないか!」
「ふぅ、そう言われるのも久しぶりだ。だが化け物でも心はある、宝物もある、なにより人を愛せる。」
「ヒーローだったらここでお前を説得でもするだろけど、おれは生憎と化け物なんでね、退治してやろう」
「ひぃぃぃぃぃぃ!」
そういっ逃げ出す優男それを一発の銃弾が止める、リザット君からではないこの廃倉庫の扉の方からだ
そしてこの事件は
「お嬢大丈夫ですか!」
この一声で終わりを迎えた_________
「こっそり記憶を封印しておくのは大変だな、後腐れ無く日々の生活を過ごさせるんだから」
おまけ サウンドオンリー
「ねぇ、リザット大切なものってなんですか」
「ん、それはお前も知っているだろう」
「そうですね、私たちは一番みんなが気付くことが少ない物が大切ですからね」
「ああ、一度の出会いでも出来る」「嫌いな人、好きな人、そのどちらでもない人どれにもある」
「「つながり!」」
「もうこんな時間か、家に帰ろう」
「そうですね、あっ!夕焼け!」
「綺麗だなー、______________」
「リザットなんて言ったんですか?」
「んーー?内緒」
「むうーーーケチ」
「秘密は多少なりあった方がいいんだよ、その方が面白い」
「そうですか、じゃあ、夕飯後にみんなでOHANASIですね」
「おま、シャレにならん」
「じゃあ、教えて下さいよー」
「ダーメ、よし!家に向かって競争だ!」
「あ!リザット待って下さいよー」
ああ、こんな日常は本当に楽しい心が潤っていくよ
――――明日も楽しく過ごせますように―――――――
そう太陽に願いたいぐらいにな