次から、小学校編です、うまくできるかな? コメント待ってます!
本編開始!
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◆リザット視点
『ご丁寧にありがとうございます。折角ですから、お茶でもどうですか?』
「え、ええ。ありがとうございます」
多少キョどりながらどうにか受け答えをする、ヤベェぞおい、これはもはや勇者が初期装備で魔王に出会ったくらいにまずい
「僕はバン・ツァーデンと言います隣はフィーネ、フィーネ・エーベルヴァインです、私たちは海外で働いてるためあまり家にいません子供達が迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします」
こんな感じで大丈夫なはず、さぁどう来る!
『織斑千冬です。このたびはわざわざご丁寧にどうも』
くそ、打開策は、ん?マテよこの子見た目が中学生だなてことはまだ大丈夫なハズ・・・・・
やったね、リザット原作ブレイクできr おいやめろ
とりあえず、ちょちょっと話をした後にそれとなく帰ろう。うん、その方がいい
「すいませんねー、わざわざ家に入れてもらって。あ、これどうぞ」
そう言って、ちょっと遠出した時のお土産渡す、え?いつ買ったかって?
それはな・・・・漢には一人でいたい時もあるのさ・・・・っと黄昏てる場合じゃない
お菓子の詰め合わせを出しテーブルの上に置く
『これはありがとうございます、弟の『千冬おねーちゃん!』一夏、お客さんが来ているときはダメって言ったでしょう!』
『えーだってー』『だってじゃないよ!お客さんに失礼でしょう。』
「はは、元気な弟さんですねどうぞ、おかまいなく」
『すみません。一夏、隣に引っ越してきたバンさんだ、あいさつ』
『織斑一夏です!よろしくお願いしますバンさん!』
「うん!元気があってよろしい!」「ふふ、ほんとに元気な弟さんですね」
そう口々に言う、信じられるか?こんな無垢な子が将来、天然女たらしになるんだぜ、世の中って残酷だね
『ねえねえ、バンさんとフィーネさんはカップルなの?』
なん・・・だと・・・もうこいつはこんなことが言えるだと!?そんな強攻撃にユーリが耐えきれるはずが・・・
「…恥ずかしながら・・・・カップルです。」
「…あ、ああ、なんだかむず痒いな」
耐えきった挙句、カウンターだと!?進化してやがる、どうなってんだおい!?
『へーじゃキスとかもできるんだーやってみてよキス!』
『一夏!あまり調子に乗るんじゃない!すいません、弟がこんなこといって』
「い、いいいえ、べ、べつに、そうた、大したことじゃあ、ありませんよ!」
説得力のかけらもねぇ言い方だな、おい、そんなんじゃ私キョドってますと言ってるようなもんだぞ
まぁ、仕方ないかここら辺で区切らせてもらおうかね
「あーすまん、楽しく話をしていたいところだが時間のようだ」
そういって、腕時計を指す、時刻はもう12時半を指していた、これからユーリと買い物なんかに行くとあッとゆうまに時間がなくなるだろう
ならば相手には悪いがここらで帰らせてもらおう、ヤンチャな一夏君をしっかり者のお姉さんが躾けなきゃいけないようだしな
「フィーネ行こうか」「もうこんな時間ですか、すいません。私たちはこれにて」
『いえ、いえこんな物まで貰ってしまっていいんですか』
「お構いなくそれでは」
どうやら、初めての接触は何事もなくいったようです
◆ユーリ視点
「さぁ、これからデートしよう」
突然の言葉に私は驚きました。確かに一緒に買い物をすると言ってましたが
そんな、風に言ってくるなんて卑怯です。これじゃあ、家に帰ろうなんて言えないじゃないですか
そんな事を思っていると優しく抱きしめられ耳元でこう囁かれました
「ユーリ、今は二人で楽しい思い出づくりをしよう、これからの人生を祝って、な」
顔が赤くなるのを感じながら、小声で「バカ・・・」そう呟いていました。
それを見たリザットは満足そうに
「バカで結構、その代わりにバカップルになりたいね」
「うう、女たらしですかあなたは、いつもの安定感のないリザットはどこですか」
「こんなのはお前らにしかしないよ、なんせ俺の物なんだろ?」
なんでそんなこと覚えているんですか、私はその意見には賛成してません!・・・けど、リザットの物になるってことは
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「リザットー、朝ご飯ができましたよー」
「うう、あと5分でいいから寝かせてくれ」
「ダメですよ。リザットそんなことしちゃうと朝ご飯を抜きにしちゃいますよ」
「いいさ、ユーリを食べちゃうから」
「ダメです、せっかく作ったんですから」
「ふーむじゃあ、ユーリが『ハイ、あーん』をしてくれるなら考えよう」
「もう仕方ありませんね、あーん」
「そうきたか、じゃあ、ただきます――
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なんて、朝はこんな風に過ごすのもなかなか魅力的で・・・・・は!私はいったい何を!?
私は今何をしているかを確認する、歩いてだけですね。他にはデート中でしたっけ
・・・・デート中・・・・デート!?ちょっと待って下さい確か私はリザットに余計な虫がつかないためにいっしょに引越しのあいつさを―――
「―――目星は付けてあるから行こうぜ」
ほぇ、何のですか!?えっと時刻はお昼時で目星だからきっとご飯のことのハズ!
「え、今はお昼時ですからジャンクフードでけ「もう予約してあるからな、急にキャンセル無しだよ」うう、分かりました。行きますからその・・・手を強く握ってくれませんか」
「ん?何か言ったか?聞こえなくてな」
振り向きながらつないだ手をさっきよりよりも優しく力強く握りながら言ってきました。・・・バカ
しっかり聞いてるじゃないですか
それから私たちは二人でレストランに食事に行ったり服を買ったりしました。
そんな時間もあっという間に過ぎもう時刻は夕方、リザットが何かを伝えたいということで私たちは高台に上ってきました
「もう一日が終わるな」
「そうですね」
「一回目の転生の時はさ、こんなこと思えなかったんだよな。アニメの世界にきてどうも現実味がなくてね、夢と思っていたけどさ、確かにみんな生きていたんだ・・・生きていたんだ」
そう言ったリザットの顔は何処か儚げだった、『神殺しの傭兵』『終わりを呼ぶ者』そう呼ばれた人はどこにもいませんでした
いるのは、壮絶な過去を背負って生きてきた一人の男、世界にたった一人の孤独を知る人でした
「そんな、人生だからさ、イマイチ実感がわかないんだよ、夢じゃないかってさ、疑っちまうんだよ。あいつに夢じゃないって言ったのにさ・・・・・」
「けど、やっと判ったんだ、これは紛れもない現実だって」
そう言って私の手を両手で包みこんだ、手に温かみを感じる、昔のことを思い出す
手をつないで帰ったあの道が思い浮かぶ、あのとき言った言葉と一緒に
『「さぁ、もう時間だレヴィたちが待っている帰ろうか」』
なんだか感慨深くなって泣きそうになりながら手をつなぎなおし、歩いて行く
歩いて行く、第二の人生を――――