忌束キリヲ 設定
氏名
忌束キリヲ
年齢
１３歳
所属・学年
聖祥中学校第１学年
出席番号
２番
血液型
ＡＢ型
身長体重
164cm 53kg
部活動
帰宅部
特技
才能（９種類）、読唇術
得意科目
数学、理科、国語
苦手科目
社会科、英語
好きなもの
甘いもの（特に翠屋のケーキ）、ライトノベル、静かな場所
嫌いなもの
理不尽、人ごみ、騒がしい（と思える）人
備考
・ドクロの保有者＝エニグマ（願いは９歳の時に一度使用。願える残りの回数は２回）
・エニグマ使用の代償によって聴覚と発声器官共に機能停止状態。念話も不能。
・デバイスを所持
神の失敗によって一度死んだ転生者。忌束キリヲは転生後に設定した名前。
性格は案外普通で、僅かにテンションが低め程度の学生。
血縁上の父親は暴力団の幹部。その父親の虐待によって背中や手足に重傷、今も古傷として残り、出血することもあるため行動に制限がかかっている。
才能はその重傷になった日に覚醒。同日、父親は交通事故で死亡。怪我の退院後にエニグマとなる。
父親から受けた仕打ちによって理不尽を嫌悪し、理不尽を正そうと行動。無印ではプレシアの治療とアリシアの復活、Ａ’ｓではリインフォースの救済を行った。
しかし、リインフォース救済時にエニグマの力――願望を叶える力を使用。代償としてドクロに音を奪われる（サイレンス化）。
勉強は通信教育のみを受けていたが、古傷の出血が落ち着くようになり始めた頃に、母親の忌束ノゾミの手配により聖祥小学校第５学年から復学。今年で中学第１学年となる。
完全な無音環境で生きるため、読唇術を習得。だがそれだと相手の話がわかるのみなので、彼の性質上、会話は互いに筆談になる。
あだ名は、発声できない故に無口なため『サイレンス』。
古傷の出血は落ち着いてはいるもののまだ続いており、それを隠すために学校にも許可を貰ってフード付きのコートを常に着ている。同じ理由と言って、エニグマのアザがある右手には革手袋をしている。
魔法陣はミッド式で、魔力光は灰色。キリヲ曰わく「黒の方がよかった」とのこと。魔力ランクはＡＡ。
また、魔導師の力を自営の非合法依頼遂行屋『大火星王の宴』の営業に使用。『大火星王の宴』に来た依頼は、キリヲが“その人が理不尽に悩まされているか”で判断している。欲目的の依頼は受け付けていない。
オカルトグッズを大量に所持している。あまりに所持しているがため、暇があれば検証もする。怪談も多く知っている。オカルトグッズを集めているのはノゾミ。「呪いには呪いを」という考えのもとキリヲの音を取り戻そうとしている。意味不明だが、ノゾミなりに可能性のあることをやろうという母親としての愛。
才能
・通信（テレパス）、チャンネル［es］
原作『エニグマ』と性能は同じ。キリヲと触れた人物がリストに登録され、その中でキリヲを受け入れている人物とのみ通信・発信できる。
読み取りの場合には、思考の他にも過去の記憶映像を読み取ることもできる。
しかし、サイレンス化の状態では、受信による記憶の読み取りしかできない。
・予知、夢日記
今日中に起きる出来事を予知する。
本来の予知（発現中に涙が出て、その間に予知）とは違い、原作では予知と通信（テレパス）の産物だった夢日記が今作の予知となる。
突然の睡魔に襲われ、寝ている間に左手で今日の日付と起こる出来事の絵日記を書き出す。
予知の運命は、行動によって変化も可能。つまり、予知は行動しなかった場合の未来である。
予知の記述は、下手くそな絵と文字な上、全て平仮名である。
起きたままの夢日記も可能。起きたまま書いた時、未来の動きを予知する。
・消える呪い
原作と同じく、消えろと念じれば自分や、消えてほしい物体が消える。
写真の一部を消すことも可能で、消した場合にはそれが存在しない場合の写真として現れる。
正確には消えるのではなく、透明化。効果は最長で１０秒程度で、透明化している間に行動することもできるが、才能を発動する場合はかなりの集中力が必要になる。
・第３の手
原作と同じく、手形のみの透明な３つめの手。
半径５ｍ程までが第３の手が届く範囲であり、その範囲内で手を動かし、軽いものなら運ぶことも可能。手の大きさは７、８歳程度。
第３の手が触れたものには手形がつくが、数分したら消える。
・三次減算
原作と同じく、無機物の大きさを縮小できる才能。
元々の大きさが物体に表示され、その表示された数字を“削り取る”ことで物体を縮小。削った数字は手に刻まれ、その数字を元の物体に戻すことで物体の大きさを元の大きさまで拡大させることができる。
あくまで減算のみであり、元の大きさより大きくすることはできない。
ちなみに刻まれた数字が手から他の場所に移ることはなく、第３の手で触れることによって発動した三次減算は、第３の手で再度触れなければならない。
・人形化
エニグマ５巻のおまけ参照。
精神が肉体から離脱し、別の身体、つまり人形に取り憑いて動くことができる。
取り付かれた人形は、一般成人の身長並みまで大きさが変化。そして身体能力が月が出ている夜間に限って６倍になる。
なお、発動中は人形が本体となるため、人形に痛覚が存在する。頭と身体が離れる、身体がバラバラになると気を失ってしまう。
また、同じく人形が本体となるため、サイレンス化を受けている現時点で唯一声を出せる姿。しかし人形化の間他の才能が使えない。人形に魔力がなければ、魔法も使えない。
・逆再生
原作と同じく、物体の動きや状態を巻き戻す。
発動時に背中の古傷の皮が剥がれ、その皮が人型の式紙に変化、巻き戻す物体に張り付きカウンターを出現させて巻き戻す。
逆再生の速度は等速。組み立て状態などの巻き戻しならば、組み立った直後からの逆再生となる。
逆再生中、背中は皮がなくなったことによる出血が起こるため、長時間の運用は命の危険にもなる。
・FLAT（フラット）
写真や絵や文字などの平面世界に入ることができる。
平面世界内はその平面世界によってことなり、写真などの静止画像の場合はものは常に止まっており、動画の場合はその動画内の動きのみをする。
平面世界のものは操作主であるキリヲと、キリヲが許可をした人物のみが動かすことができる。なお、キリヲに限ってものをある程度違う形に変更できる。
平面世界と現実世界の行き来はキリヲとキリヲが触れている人物のみができる。
なお、平面世界でのものの変化は基本的には外見のみであり、中身を変えるのであれば中身もちゃんと設定しなければならない。
この才能の使役者であるキリヲの他に、最大で２人まで平面世界に連れて行くことができる。
・コピー
無機物を全く同じようにコピーし、コピーした物体を操ることができる。
コピーした物体は角度や落下、固定を自由自在に変えることができる他、不可視や不可侵、さらには中身の改変などもできる。
１つの物体につきコピーは一度きり。これは、例えば同じもので片方がコピー済みののＡとＢがあったとして、Ａはもうコピーできないが、質としては全く同じであるＢをコピーすることはできるというもの。
その他道具
・エニグマの証明
エニグマをエニグマたらしめるドクロ。下顎の骨が前後で入れ替わっている。
ドクロがエニグマとして受け入れられた者の願いを３つ叶える。
しかしその願いの代償として、エニグマを含めた周囲の運命が歪められる。
しかし、代償を提示すればそのものが代償を支払う。提示する代償は、必ず何かしら人の運命が関わらなければならない。
所有者――エニグマの望みが３回叶うまで、エニグマの所有権は保持される。
代償の提示と所有権の保持のルールは原作にはなく、神が新規に作成したルール。キリヲが代償によって不幸になるのを防ぐために設定した代償提示のルールだったが、逆に自己犠牲の結果を引き起こした。所有権保持のルールは単純に、確実にキリヲが願いを叶えることができるようにするための手配である。また、代償がサイレンス化で終わっているところを見ると、神は代償による被害も操作して軽減しているらしい。
なお、右手に刻まれるエニグマの刻印と一度所有権を別の人に変えることで願いの制限回数が元に戻るのは、原作通りに存在する。
・ガーディアン
インテリジェントデバイスで、支援・制御に特化したデバイス。
バリアジャケットそのものがデバイスであるという変わった構造。バリアジャケットは黒い学ランと手足の枷。早い話が原作エニグマで刑務所にいたキリヲそのもの。
防御能力はとんでもないぐらいに高く、防御魔法を本気で張れば、なのはのスターライトブレイカーも防ぎきることができる。・・・できる、というのが精一杯であり、防いだあとはおそらく魔力切れや体力の消費で動けなくなる。
使用者の思考を読み取って行動する機能が備わっており、それを利用してサイレント化している状態でもセットアップができる。
自動防御システムにも優れ、自動防御だけでもかなりの威力までこ攻撃を防ぐことが可能。純粋にバリアジャケットの守りも堅い。結界魔法や拘束魔法、補助魔法が充実している。
だがその反面、攻撃関係についてはもはや無能レベルである。
待機状態は十字架のネックレスである。
ちなみにカートリッジシステムはない。というか、つけれない。枷の部分もバリアジャケットだから。