小説『ハイスクールD×D〜闇皇の蝙蝠〜(第二部)』
作者:サドマヨ()

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「『龍昇格(ドラグ・プロモーション)』!『真僧侶(トゥルース・ビショップ)』!」

「『龍牙の僧侶(ウェルシュ・ブラスター・ビショップ)』にプロモーション!」

『Change Fang Blast!!!!』

素早く砲撃形態に変異した2人は、それぞれの方向にいる死神軍団に照準を合わせた

「いっけぇぇぇぇえええっ!」

「死にさらせェェェェェェェッ!」

ズバァァァァァァアンッ!

砲身から放たれた莫大な砲撃が大量の死神を消滅させていく

かなりの数を消したが、砲撃に必要なオーラを使い果たしてしまった

そう考えていると、再びリアスの乳から紅い閃光が一誠を包み、背中に密着する朱乃の乳から新に輝きが渡される

『BustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBust!!』

籠手の宝玉もテンションを上げ、その光景を見ていたジークフリートが叫ぶ

「マズいッ!あの胸と全裸を放置しておくと危険だ!召喚に応じる上、赤龍帝と闇皇のオーラを回復させる、このままでは次にどうなるか分かったものではない!真に恐ろしいのは二天龍でも闇皇でもオーフィスでもなく、リアス・グレモリーの胸と姫島朱乃の裸体かもしれない。赤龍帝とリアス・グレモリー、闇皇と姫島朱乃、この二組が揃うと奇跡レベルの現象が何度でも発現すると言う事か……。その中心となるのが――――あの胸と裸体だ!」

「んな事を真剣な顔で叫んでんじゃねぇよッ!リアスと朱乃が真っ赤になっちまったじゃねぇかッ!」

空中でプルートと戦うアザゼルも叫んだ

「さしずめ、リアスは『紅髪の魔乳姫(クリムゾン・バスト・プリンセス)』、朱乃は『雷光の裸巫女(はだかみこ)』と言うべきか!一言で表すなら『おっぱいビーム』&『おっぱいバッテリー』か!トンでもないバカップルだな、お前ら!」

「うるせぇぇぇよっ!いいから黙って戦ってくださいよ、バカ総督!」

「テメェが変な名称付けると定着しちまうだろうが!アホ総督!」

「……そっか、私、ついに『ビーム』になっちゃったのね」

「……私は『バッテリー』ですわ」

リアスと朱乃は悟ったように何かを諦めた

「あの4人を止めるんだッ!」

そう叫ぶジークフリートだが、新と一誠は間髪入れずに砲撃で死神を吹き飛ばしていく

オーラが尽きればリアスと朱乃の乳力でチャージ、止まる事を知らない

『BustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBustBust!!』

「イッセー……、私、なんだか、もう色々と諦めたわ」

「新さん……、私、もう決めましたわ」

「「――――ッ!ど、どういう事(ですか)?」」

リアスは首を横に振りながら、朱乃は新の背中をより強く抱き締め、それぞれ悟った表情で続けた

「いえ、新たな決意表明をした方が良いわね。――――私はあなたが強くなるのなら、この胸を赤龍帝の強化オプションにしても良いわ」

「私もですわ。――――新さんが強くなれるのなら、どんな恥ずかしい事でもしますわ」

2人の堂々とした言葉に新と一誠の心が痛む

その時、信じられない現象が起こってしまった

「あ、ああああああああっ!む、胸が!リアスのおっぱいが縮んでいく!?」

「――――ッ!あ、朱乃の乳が!?縮んでいく!?」

一誠は涙を流し、新はこれまでに無いぐらい驚愕して叫んだ

リアスと朱乃のトレードマークとも言える胸が縮んでいく

「イッセーにオーラを送ると同時にサイズが落ちていくのかしら……?けれど、まだこのサイズならオーラを送れる!」

「そうですわね、リアス。ここまで来たら、とことん送って差し上げましょう!」

「やめてください!このままじゃ、そのおっぱいがッ!俺の大好きなおっぱいが無くなってしまう!」

「朱乃!止めるんだ!俺達のせいで胸が縮んでるんだぞ!?俺はもう大丈夫だ!だから離れろ!」

「一時的なものかもしれないわ。一晩眠ればきっと元のサイズに戻っている筈よ!」

「それでも俺はあなたのおっぱいが縮んでいく姿なんて見たくないッ!そこまでするぐらいなら俺は死を選ぶ!大好きなあなたの胸を消してまで生きたくはない!」

「新、私はあなたから離れたりしませんわ!大好きです!大好きだから、この世で一番愛した殿方だから離れませんわ!」

「――――ッ!あ、朱乃ォォォォォォ……ッ!」

リアスは泣きながら笑顔を作り、朱乃は目一杯の愛を新にぶつけた

「ありがとう、イッセー。でもね、これで良いのよ!私にとって、あなたと一緒に戦える事が嬉しい事なのだから――――。愛しているわ、イッセー!」

「愛してますわ、新!あなた無しではもう生きていけません!」

大声で愛をぶつけるリアスと朱乃に応えるべく、新と一誠も愛する女性の名を叫んだ

「俺も愛してます、リアスッ!リアスリアスリアスッ!」

「何処までも一緒よ、イッセー!イッセーイッセーイッセー!」

「お前は最高の女だ、朱乃ッ!朱乃朱乃朱乃ォッ!」

「私も愛してますわ、新ッ!新新新ァッ!」

4人の叫びに応じたのか、流れてくるオーラの質量が上がる

『……うへへへ、おっぱい、たのちーなぁ』

『遂にドライグの精神が壊れたか。いやはや……乳は凄いな』

「ドライグゥゥゥゥゥゥゥッ!うおおおおおおおおおおおおおおっ!俺はッ!おっぱいドラゴンはッ!スイッチ姫の乳力と赤龍帝の力でてめえらテロリストを吹っ飛ばしてやるぜェェェェェェッ!ドライグの仇だぁぁぁぁぁっ!」

「一誠!ドライグが壊れたのは1%お前のせいだ!そして残りの99%は――――喧嘩売ってくるこいつらのせいだ!だからぁ!跡形も無く消してやろうぜェェェェェェッ!」

理不尽な怒りのもと、新と一誠は砲撃を継続して風景ごと死神を吹き飛ばしていく

フィールドも連続の砲撃で崩壊しつつあった

「止めろォォォォォッ!あの二組を止めるんだァァァァァッ!このままじゃ本当に乳と裸のパワーで構成員が全滅するッ!」

ジークフリートが必死に作戦を伝えるが――――

「邪魔だゴラァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」

新の多方面砲撃で死神は消滅していく

その後もバカップル二組の砲撃は続き、その最中に新はこう思った……

「もう俺達、ただの変態チームだ……」

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