小説『竜王女帝』
作者:()

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カイ・・・・それ本気で言ってる?

『本気だ。あぁそういや言い忘れてたが傍観はムリだぞ』

え!?な、何で!?

『お前は必ず原作キャラに関わるようになってるからな』

うっそ。マジで?

『あぁ。だから諦めろ』


くっ、平凡に暮らす予定が・・・!


・・・・こうなったらとことんやってやろうじゃないか!
カイ!

『なんだ?』

原作ブレイクとかしていいの?

『大丈夫だぞー』

へ?そんなに簡単に許可しちゃっていいの?

『もともとこの世界はバランスが歪みはじめてたんだ』

そうなの!?でもどうして?

『どっかのバカな神が何を考えたのかこの世界のある島に四神を送りこんでな。だが主が見つからず力をもて余してな、その強力な力のせいでバランスが歪みはじめたってわけだ』

なんで四神に主が必要なの?強力な力があるんだったら主なんて必要ないんじゃないの?

『確かに四神は強力な力をもってる。だが強力がゆえに自分では制御できないんだ』

なるほど。力を制御するために主が必要なんだ

『そうゆうことだ。で、俺達はその歪みを治すために四神にぴったりな転成者を送りこんだってわけだ』

へぇー・・・・・ってその転成者ってわたし!?

『当たりだ。ただ四神の・・・その、』

な、なに?なんなの?

『性格がなぁ・・・』

性格?

『あぁ、主には忠誠心がすごいんだがなぁ。警戒心が強くなかなか主と認めないんだ。やれ自分より強いやつがいい、優しいやつがいい、気品がない、覇気がない、王の資質がない、魅力がないとかごちゃごちゃぬかしやがるし・・・』

そ、そう。でも話を聞く限りわたしに当てはまる要素なんてないと思うんだけど

『葵、いや今はステラか。お前は自分が気付いてないだけでちゃんとそれだけの要素が備わっている』

そうなの?

『だから数ある死者の魂の中からお前が選ばれた』

・・・なんか話のスケールでかいね

『とにかく、原作とかそんなのは気にしなくていい。お前に四神の主を頼む代わりだ。お前の好きなようにするといい。そのために俺がサポートするんだ』

了解!
じゃあいろいろ鍛えたりしないといけないかな?

『まぁそうなるな』

まぁこれからの事は明日決めよ。なんか眠いし、寝るわ

『そうか。じゃあまたなんか用があったら呼んでくれ』

はーい








うーん・・・なんかとんでもない事になったなぁ

ってゆうかわたしが主にぴったりってことは、わたしは歪みを治すために死ぬ運命だったってこと?
じゃあなんでカイは自分のミスだって言ったのかな・・・?
もしかしてわざと?

・・・・優しい奴なんだね

つかわたしが四神の主になること決定事項なんだ(笑)
まぁいいけど。代わりに原作ブレイクできるし

死なない程度に頑張っていきますかー




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