ーー第6章 主人採用試験
その後、銀に試した理由を聞いたら葉月は今も妖狐姫の別名を持っており、
高貴な存在な為主人は高価な資金と人柄、心の広さの三つの条件が揃い、
なおかつ二人とも信頼しあえる仲じゃなきゃいけないらしい
銀「・・・それを貴方は合格したんだ」
彰「待てよ、信頼しあえる仲ってどうやって決めたんだ?」
銀「簡単なことさ、葉月様が真名を教えてくれただろう」
彰「ああ、でもあれは確か謝罪の気持ちで・・・」
銀「謝罪?」
葉月「あ・・・!き、気にするな銀、こっちの話だ」
銀「まあ良いです・・・真名は基本的に信頼できる主人にだけ教える名だ」
彰「マジで?僕信頼できるの?」
葉月「イヤなら良いぞ」
彰「ご、ゴメン」
銀「では葉月様、私はこれで・・・」
葉月「うむ」
銀は消えていった
葉月「では彰、帰ろうか」
彰「・・・ああ」
僕達は家に帰っていった・・・
妖狐1「お、俺たちも帰るか・・・」
僕に倒された妖狐たちも帰っていった
・・・自宅
葉月「ふふふ・・・」
彰「な、なに急に笑ってんだよ?」
葉月「『葉月を渡すくらいなら死んだ方がましだ』って言っていたのを思い出しての」
彰「茶化すなよ・・・」