ーー第7章 試験の終わった夜・・・
彰「しかし本当に終わったんだな?主人採用試験」
葉月「うぬ、本当にあれで終わりじゃ」
彰「あ〜あ・・・結局なんで時間が止まったんだろう」
今は動いているけど確かにあのとき時間は止まっていた
葉月「ああ、あれは頭領の力じゃ」
彰「へぇ〜『時間を操る妖狐』ってやつ?」
葉月「ん・・・おしいの、本当は『時狐』じゃ」
彰「事故?」
葉月「字が違うぞ・・・狐にも種類があってな
相手を惑わす『妖狐』、時間を操る『時狐』、そして滅多にいない『幻狐(げんこ)』じゃ」
彰「へぇー、じゃあ葉月は妖狐?」
葉月は頷いた
葉月「まあ勉強はこれまでにしておこう、疲れたろう・・・ほれ」
葉月は正座をし、膝をポンポン叩いていた
彰「・・・もしかして、膝枕?」
葉月「こんな子供の姿じゃ嫌かの?」
彰「よろこんで・・・よいしょっと」
・・・あれ?何か懐かしい匂いがする
葉月「・・・今はゆっくり眠るんじゃ」
彰「あ・・・でも風呂に入ってないし飯も・・・」
全て言い終わる前に僕は寝てしまった・・・
葉月「彰よ・・・わしは一生お主だけのものじゃ・・・」
そして二人は眠りについた・・・