第三夜
『ベッドタウンの斧男』
〜『ベッド下の斧男』その後〜
『ベッドタウンの斧男』〜『ベッド下の斧男』後日譚〜
ベッド下の斧男は、警察に捕まる前に、潜んでいた部屋から逃亡しました。
そして、次の獲物を求めて、またベッドの下に潜みます。
しかし、その部屋は、ヤクザが使用している部屋で、武器を持って隠れていた斧男は、敵対組織の鉄砲玉と勘違いされ、ひどい拷問を受けてしまいます。
斧男は殺される寸前で、逃げ出すことに成功しました。
殺されそうになる側を知った斧男は、改心して自首する道もありました。
だけど、拷問を受けた斧男に、まともな人間性など残っていなかったのです。
精神を壊されてしまった斧男を支配していたのは、人を殺すことの快楽でした。
トラウマから、ベッド下へ潜むことをやめた斧男は、住人の少ないベッドタウンに潜むことにしました。
夕方から、住人が帰ってくる数時間が、斧男の狩りの時間です。
皆さんも人の気配の無いベッドタウンには、お気をつけください。
ほら、今日も斧男が獲物を求めて、徘徊しています。