第14話 氷炎の龍<Frost and Flame Dragon>との戦い レンの想いとアスナの想い
スケィスを倒してから早2週間。
アスナ達に両手鎌スキルの事を教えてからというもの俺はひたすら両手鎌を使い続けている。
スケィスを倒した時に手に入れた両手鎌 ダークパーセキュターの固有スキルを確認したからだ。
この固有スキル:熟練度2倍と即死というスキルをな。
熟練度2倍の方はともかく…即死スキルはボス以外のHPケージ1つのモンスターとの戦闘の場合は一撃で倒せると言う武器だった。
特に集団でモンスターが現れたらソードスキルで一掃できるのでかなり熟練度が上がる。
2週間使い続けたが、既に熟練度が1000の半分である500まで来ている。
今はアスナと久しぶりに2人っきりで狩りをしてしている最中だ。
ここ最近まではケイタ達の実戦訓練という事で常にパーティーを組んでいたからな。
けど、ケイタ達のギルドが攻略組入りしてからは実戦して鍛えろと言ってあるので皆は自分たちで戦っている。
ケイタ達に特訓をつけるのを終えたのは最近だ。
だから久しぶりってわけなのさ。
「うりゃぁあ!」
ボゥオン!ザシュ!
[ガァアアアア!]
パリーン
「はぁあああ!」
ズドドン!
[キシャァアア!]
パリーン!
俺達は今、第34層にある氷炎山という氷と炎に包まれているフィールドに来ている。
何でここに来ているかのかって言うと…村でクエをしたからだ。
【イベントクエスト 氷炎山に住む龍1体の討伐!】というクエで、報酬が細剣…レイピア:レゾナンスという武器が手に入るのを知ったアスナの目が輝き、俺に言う前にクエを受けた。
「もう、悪いって言ったじゃないの」
「別に怒ってはいないが…」
「ならOKね!」
……ふぅ、アスナは決めたら曲げないな。
「やれやれ……まぁ、そう言うアスナがいいんだけどな(ボソッ)」
「ん?何か言った?」
「何も?」
「そう?ならいいけど」
そう言って歩き出すアスナ。俺はその後を追う。
……そう言えば、アスナとは随分一緒にいるな。
思えばこのデスゲームが始まってからほぼずっと一緒にいたんだよな。
このゲーム内でもしっかりと成長するんだな。気のせいか知らないがアスナが前より綺麗になっている気がするんだよな。
幼馴染という立場は色々と複雑だったりするんだよな。
現実でもアスナは結構、男子にはモテテいた。好まれていたと言うべきか。
俺は昔からアスナが好きだ。
俺の両親とアスナの両親が何でも幼馴染同士で、幼いころからの付き合いだとか。
その関係もあって俺とアスナも幼いころからの付き合いだ。
そんな俺がアスナに好意を抱くのも仕方ないかもしれない。
周りの女子は俺を見るよりも俺の親の金を見ていた気もするしな。
その中に俺の事を本気で好きですって言うのはいなかった。
相手の目を見れば分かるんだよな俺。
俺は次期、両親の後を継ぐことになる。そのため、幼いころから勉学及び武術を習っていた。
幼いころから頭の良かった俺は小学生の頃に既に大学を卒業出来るぐらいの学があった。
だが、母さんの『高校卒業までしっかり学校に行きなさい』という事で俺はしっかり中学も通っていた。
武術に関しては剣・刀…数々の武器の扱いを覚えさせられた。
体術などもな。その経験がこの世界でも通じているのが驚きだがな。
そんな俺でも唯一、アスナの真意を見抜く事が出来ない。
これは幼馴染だからなのかな?まあ、いいか。
けど…アスナに二刀流のスキルの事を話していないし、ばれたとき…どうなる事やら。
そんな事を考えながら俺はアスナと共に氷炎山の奥へと進んでいく。
進むこと1時間。未だに奥に着かない。この山、結構大きいんだな。
「もう、行けども行けども奥にはつかない…どうなっているのかしら!」
「そう言うなよ。クエの情報によれば龍は氷と炎が混ざり合った洞窟に出現するって書いてあっただろ。ここまで来るのに道は一本だし、そのうち洞窟に行きあたるさ」
けど、確かにアスナの言う通りだよな。
いくらなんでも1時間歩き続けて出てこないってのもおかしい。
「仕方ないわね。先に行きましょう」
……な〜んか嫌な予感がするんだよな。
こう、背筋がゾクゾクするし……気のせいであればいいんだがな。
さらに1時間歩き、ようやく洞窟のような所の入り口に到着した。
「ふぅ。少し休んでから入ろうぜアスナ。疲労で戦えないなんて事があったら大変だし、今のうちにポーションを飲んでおこう」
「そうね。ここまで来るのに氷のモンスターと炎のモンスターとも結構、戦ってきたし、休みつつ回福しましょう」
その場に座り込んでポーションで回復する俺達。
するとアスナが俺に言ってきた。
「ねぇレン。私に何か隠し事あるでしょ?」
ギクッ!
「何の事だ?」
「……ふ〜ん。とぼけるんだ?」
ジトォ〜と俺を見るアスナ。冷や汗をかいてしまう俺。
「あの、スケィスって言うモンスターを倒して戻ってきた辺りからそんな気がするのよ」
す、鋭い…さすがアスナ。
「何の事か分からないな…」
「……私に隠し事をし、それに加えてとぼけるなんていい度胸じゃない」
……(汗)まずい、アスナが黒い笑みを浮かべている。
「……はぁ、参った。降参だよ。ったく、本当に俺の事になるとどうしてそんなに鋭いんだアスナ」
現実でも俺に何かあったら昔からすぐに気付くんだもんな。本当に不思議だよ。
「べ、別に気付いちゃんだから仕方ないでしょ///」
…何で顔を赤くして言うんだ?聞いただけなのに?
「(い、言えないわ。昔からレンの事を見ているからそう言うのが分かるんだって///)そ、それで…レンが私に隠している事って何かしら?」
「龍との戦いで見せてやるよ。説明よりこっちの方が俺的に早いし」
「そう…なら、楽しみにしているわ」
…ほっ、よかった納得してくれて。
数分の休憩が終わり、俺達は立ち上がる。
「さて、そろそろ行きましょうか」
「だな。さっさとクエを終わらせないと」
そう、話しながら俺達は洞窟の中へと入っていく。
洞窟の中は情報になったように氷の中に炎があったり、炎の中に氷があったりと混ざり合っていた。
「うっへ〜現実じゃまず見れない光景だなこれ…」
本来、氷は炎によって溶けるものだ。それが氷の中に炎があったりなど現実では見れないだろうな。
「うん、それに綺麗だしね」
2つが混ざり合っているこの洞窟内はとてもきれいに思える。
赤と青のコラボレーションがこんなにも綺麗に見えるなんてな…この世界にいて良かったと思う。
「おっ、光が見えてきた」
「本当だわ。ようやく目的地ってことね」
長い道のりだった…ここに来るのに2時間以上かかったぞ。
光の先が見えてきた…そこは!
氷と炎のイリュージョンを見ているような感じだな。
本当に氷と炎が今まで以上に混ざり合っているな…すげぇ。
「綺麗…」
アスナも女の子だし、こういった綺麗な光景はやっぱり好きなんだな。
アスナの笑顔が見れるのは得しているな。
アスナは俺とタッグを組んで、この世界で生きている。
SAOは女性のプレイヤーはかなり少ない。中には結婚システムを使って結婚し、夫婦となって共に生き、戦わなくなったプレイヤーも多い。
俺が傍にいるのにも関わらず、求婚してくる奴らが未だに多い。
中にはしつこくアスナに付きまとうプレイヤーがいる時は俺が決闘システムを使ってボコボコにする。
大抵の奴はこれに懲りてアスナを付きまとうことはなくなるが、中には俺に負けて俺を殺してアスナを手に入れようとした奴がいた。
そいつは殺人ギルド『ラフィン・コフィン』に俺の殺害を依頼した。
その時、丁度ソロでしか手に入らないアイテムがあるとアルゴに聞いていた俺は1人取りに来ていた。
アイテムをゲットし帰る途中に襲われたが、逆に追い返し、奴等は俺の殺害を依頼した主を置き去りに俺はそいつを回廊結晶で黒鉄宮の監獄に送り飛ばした。
……俺が何を言いたいのかというとそれほどアスナは男性プレイヤーの中ではトップクラスの美貌を持つ……女性であると言う事だ。
そんな事を考えていると…
バシャーン!
ゴォオオオ!
「「来る!」」
氷の中と炎の中から何かが飛び出してきた。
[[ガァオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!]]
2体の氷と炎の龍が出てきた。
って!?
「2体だと!?」
「1体じゃないの!?」
カーソルに名前が表示される。
【Frost and Flame Dragon】氷炎の龍…つまり奴等は2体で1体の龍ってことか!?
そうしている間に2体の龍は絡み合い、顔を俺達に向ける。
「へいアスナ。これは結構…」
「きついかもね」
剣とレイピアを構えながら言い合う。
「レン。さっきの約束忘れていないわよね」
「忘れていなさい。けど、すぐに使うわけにはいかないかもな。俺の剣、アスカロンはあの龍に天敵の剣だからな」
「…そう言えば、その剣を手に入れた時に龍殺しの剣って言ってたわね」
「ああ。伝説の剣 アスカロンは龍殺しの剣だ。スキルも龍に対し、絶大な力を発揮する」
「頼もしいわね」
「来るぞ!」
戦闘開始と行きますか!
〜アスナSIDE〜
レンが先行して氷炎の龍に斬りかかる。
私も続いて駆けだすけど、龍が氷と炎のブレスをレンに吹く。
ヒュゥウゥウウウ〜〜〜〜〜!
ゴォオオオオオオ〜〜〜〜〜!
氷と炎のブレスが合体し、レンを襲うけど…
「甘い。この程度のブレス」
簡単に避けるレン。流石ね。
「食らえ!」
ザシュ!ザシュ!
レンのソードスキル:屠竜剣が2つの龍の頭に斬りかかる。
[[グゥオオオオオオオオオオオオオオオ!]]
悲鳴に近い声を上げる龍。屠竜剣は斬りつけた対象の防御力&耐久値を弱体化させる。龍には大ダメージね。
「スイッチ!はぁあああああ!」
レンに続いてつかさずスイッチする。
ソードスキル:レ・ミゼラブルの10連続突きを食らわす。
「スイッチ!もういっちょ!」
再びレンは屠竜剣で斬る。これで龍の防御力&耐久値が2段階弱体化したわね。
「スイッチ!」
ソードスキル:スターリィ・ティアーの5連撃を食らわす。
[[グルゥァアアアアアアアアア!]]
ボンボンボン!カチカチカチ!
すると龍が突然雄叫びをあげると周りに氷と炎の柱が出現したわ。
「うおっ!?」
「きゃぁあ!」
私達はそれを避けながら後ろに下がる。
[[グゥオオオオオオ!]]
「っきゃぁあああ!」
「アスナ!」
龍から吐き出された何かに掴まり、私は壁に張り付いた。
「これ…氷!?」
氷が私の手足を凍らせて動けなくしていた。
[[ガァアアアアアア!]]
シュル!バ!
尻尾が私めがけてくる。
「…ここまでかな?ごめんレン」
私は目を瞑る。
あれ?痛みがない?
私はそっと目を開ける。そこには……
ギギギギギ!
「くっ!」
「レン!?」
レンが左右に剣をもって尻尾の攻撃から守っていた。
「どうして…」
「あぁ!?……大事な幼馴染を……女を見殺しにする男がどこにいる!」
……えっ?
「それって……」
「話しは後だ!いまはこいつを……ぶった斬る!」
ザン!
龍の尻尾をはじいた。
「見せてやるよアスナ。これが俺が黙っていた……エキストラスキル≪二刀流≫だぁあああ!」
ダダダダダダ!
レンが1人駆けだしていく。
「うぉおおおおおお!」
ガン!キィン!ザン!
レンが龍の尻尾を切断した!凄い!あれが…レンが私に黙っていたものなのね…
[[グルゥォオオオオオオオ!]]
ヒュゥウゥウウウ〜〜〜〜〜!
ゴォオオオオオオ〜〜〜〜〜!
氷と炎のブレスがレンに!
「レン、避けて!」
「いわれるまでもない!」
レンはブレスを避けた…けど、
[[ガァアアア!]]
「なっ!」
龍がレンに噛み付いた。
「ぬぅぉおおおおお!!」
噛みつかれたレンは2本の剣で身体を噛みつかれないように守っているわ。けど、それも時間の問題よ。
剣の耐久値が0になったら……
「この……たかが龍ごときが…俺に噛みつこうなんてな…10年早いんだよぉおおお!」
ドスン!
[[ギィヤァアアアアアアアアア!]]
「おらぁあああ!」
ドスン!
……確かあれは体術スキル:烈震だったわね。足に力を込めてその力で相手の身体のどこかを蹴ることで衝撃が走る技のはず。
ガキン!
噛みつきから解放されたレンが私の所まで戻ってきて、氷を剣で切り裂いてくれた。
「大丈夫かアスナ?」
「え、ええ…それよりもさっき言っていた事がすっごく気になるけどね」
…あ、いま私から目を逸らした。
「そ、そそそそ、その事は後でな」
「そうね。いまは……」
『この龍を倒そう!』
私達は同時に駆けだす。
駆けだすと同時に龍がレンを睨んでいた。
よほど、先ほどの烈震の連続攻撃に堪えたんだろうなぁ。
「おぉ?なんだ、俺が目当てか?かかって来いよ」
クイクイっと指でこいと挑発するレン。
…モンスターにそんな挑発効くはず…
[[ギャシャァアアアアアア!]]
……効いたわね。
龍は私に目もくれずレンに一直線に突っ込む。
「はっ!待ってたぜ!くらえ!屠竜剣!」
ザシュ!
[[グギャァアアアアア!]]
突っ込んできた龍にカウンター気味の屠竜剣を食らわすなんて…さすがレンね。
「スイッチ!はぁああああ!」
スターライト・スプラッシュの8連撃が龍を吹き飛ばす。
その先には…
「これで……終わりだ!テンペスト・ストーム!」
レンが身体に回転をかけて、8連撃の斬るつけ攻撃を行う。
凄い、あれがエキストラスキル≪二刀流≫なのね。フフフ…私に黙っていた事を後悔するのねレン。
[[グルゥォオオオオオオオ!]]
パリーン
氷炎の龍は無数のポリゴン片となり砕け散る。
ふぅ、これで依頼は終わりかしら?
〜アスナSIDE OUT〜
〜戻ってレンSIDE〜
氷炎の龍を倒した俺達。
だが、俺はアスナの目の前で正座をさせられている。何故かと言うと…
「もう!半年近くここでずっと一緒にいるパートナーにまで黙っているなんて信じらえない!」
「申し訳ありません……」
アスナの説教だった。何で幼馴染の…パートナーである私に隠していたのとか…色々と言われた。
あ、そう言えば龍を倒したらドロップアイテムとして【二刀流専用武器 炎龍刀&氷龍刀】という炎と氷の剣が手に入った。あれか?2体の龍が1体になっていたからってことかな?
「聞いているのレン!」
「すいません!」
俺もアスナの前では無力だ。
「それで…話は変わるけど…」
「な、何だ?」
アスナが少し頬を赤くしながら俺に言う。
「その…<……大事な幼馴染を……女を見殺しにする男がどこにいる!>って……」
「……あっ」
思い出したら顔が熱くなってきた!がぁあああああ!?俺は何でどさくさにまぎれてあんな事を!!!
うぉおおおお!!穴があったら入りたい!
「答えて…」
「ちょっ、アスナ、近い!近いから!」
顔が赤いアスナが俺の顔に近づいてくる。
いかん…いかんぞ…俺も顔は恐らく赤くなっているはずだ。
くっ、こんなことで告白なんぞできんぞ!?
だ、だが…このアスナの表情。言わないとずっと見ているぞって感じだ。
「……ああ。俺はお前が…結城明日奈って言う1人の女の子が好きです!」
…言ってしまった。こんな所で…ムードも何もない…いや、綺麗な場所だけど…
「……」
アスナが黙っている。駄目…か。
「ちょっと…目を瞑りなさいよ」
「……?わ、わかった」
きっと叩くのかな?振るのかね…。
そう、思っていると
「んんっ!?」
唇に何か温かいものが当たっている。目を開けると…
「んっ…」
アスナが……アスナが俺の唇に自分の唇をおしつけていた。……キス!?
「……こ、こ、これがわ、私の気持ちよ///」
アスナは俺から離れ、顔を真っ赤にしながら俺に言ったのだ。
「……アスナ」
「な、何…///?」
がしっ
俺はアスナの肩を掴む。
「俺と結婚してくれ」
「へっ!?」
「って、ああ!?つい言ってしまった!」
しまった!アスナからのキスで思考回路がしっかりと機能しない?!
つい、結婚しようって言ってしまった!?
アスナを見るとさっき以上に顔が真っ赤に///
「わ、私は昔からレンの事好きだったのよ?」
「え、アスナも…か?」
……どうやら俺達は随分前から両想いになってたようだな。
「それと……結婚の話…いいわ、よ///?」
「い、いいの…か?」
勢いに任せていったんだけど…。
「わ、私が言いって言うんだからいいのよ!」
「わ、お、怒るなよ」
俺はアスナの手を握る。
「さて、それじゃあアスナ…。改めて俺と結婚してくれるか?」
俺はそう言ってアスナにプロポーズをした。ウィンドウを操作してその表示を示す。
―――『プレイヤー・レンからプレイヤー・アスナに結婚が申し込まれました』
「改めまして。よろしくお願いします、あなた」
―――『プレイヤー・アスナ、プレイヤー・レンからの結婚の申し込みを受諾しました』
こうして俺達は……夫婦になった。
「と、とにかくここから帰るぞ!クエを受けたNPCのところに行って報酬をもらわないと」
「そ、そうね///いきましょう」
俺達は結婚し、夫婦になったがお互いに恥ずかしが……俺達は手を握って……街まで帰っていった。結晶は使わず、歩いて。
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はい、今回はレンとアスナを恋人を通り越して夫婦にしちゃいましたw
キリトとアスナの場合は、第1層の時のパーティーとフロアボス攻略の時以外、原作ではあまり接点がなく、夫婦になるまで2年近くかかりましたが、レンとアスナの場合は幼馴染でSAO開始からずっといたと言う事もあり、早めに結婚させようと思いまして、この話を作りました。
それと前にコメントであったんですが、アスナにユニークスキルを持たせては?というのがありまして…レンには二刀流ともう一つあるんですが、折角なのでアスナにも与えようと思います。
アスナにはどんなユニークスキルがいいんですかね。