小説『ソードアートオンライン〜2つのスキルを持つ蒼の剣士〜』
作者:レイフォン()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

番外編2 海水浴


「夏だ―!」←クライン


「海だ―!」←レイヴン


『水着だぁああ!!』←クライン・レイヴン・バーグ


『……』


現在、俺達は海に来ている。
来ているメンバーは俺達『蒼光の軍勢』『風林火山』『月夜の黒猫団』レイヴン・ガロン・イリナだ。
ディアベル達はディアベル達でする事があるとか。ヒースクリフ達は攻略に向けてレベル上げをするとか。


んで、今海に来て叫んでいる連中にこの場にいる女子メンバーが白い目で見ている。
中には武器を抜く構えをしている。アスナとか。


それに気づいたクライン達は大人しくなった。
大人しくなるのを確認するとアスナ達は武器を収めた。


「よーし!夏と言えば海!海水浴を楽しみぜ皆!」


『オーーッ!』


せっかく、海に来ているんだ思いっ切り遊ばないと損と言うものだ。


「各自解散!」


俺の言葉と共にクライン・レイヴン・バーグは走って海へと入っていった。


ザバーン!


「私もいっきまーす!」


「私も―!」


「あたしも行くぞ―!」


ザッバーン!


ユニ・ラナ・エリの女子3人も海へと飛び込んで行く。


「こらー!ユニ!危ないだろう!ラナ達も真似をするな!」


クオンが飛びこんで行った3人を追っていった。


「やれやれ、落ち着きのない連中だ」


ベルガは呆れながら海に飛び込んで行ったメンバーを見て、苦笑していた。


「僕達は日光浴しながら遊ぼうか」


『オー!』


ケイタ達はパラソルを持ってその場から去っていった。


「私達はどうするユウト」


「そうだな。バーグが勝手に海に行ってしまったし……ここは海に来た事だ。砂の何かを作ろう。誰がいいのを作れるか競争でもするか!」


「さんせーだよ!私が一番いいのを作ってあげるわ!」


「ふむ、砂遊びか。何年振りかね」


元『五虎』の中では最年長のハクロは懐かしそうにそして、ワクワクした表情で砂を見ていた。


「実は私は数年前に砂浜であった砂工作で優勝した経歴を持っているのだよ」


『マジで!?』


砂工作……夏などで行われる大きな海で砂を使った工作のような行事がどこかにあって、数年前にあった大会で弱冠14歳の少年が大人達顔負けの砂のお城を作ったって雑誌の記事で見たな。


「まさかハクロがその人だったとは」


「少年少女達よ。砂の設計図は十分か?」


『負けねえ!』


全員、砂の多い場所へと向かった。










「皆行ってしまったな」


「そうだね。残っているのは私とレン、イリナね」


「私は皆のお目付け役をするわ。危険な事をしそうになった即刻引っぱたくから」


そういい、笑顔で皆の見回りに行くイリナであった。


「イリナって絶対に現実だと委員長タイプだよな」


「……ええ。絶対にそうね」


眼鏡をかけて、規則に厳しそうな感じに見えるな。


「にしても……」


俺はアスナの水着姿を下から上へとゆっくり見る。


「な、なによぉ」


なんかアスナは俺に見られているのが恥ずかしいのかもじもじしている。


「アスナ、なにを着ても似合うなーって」


「……馬鹿」


顔を赤くし、そっぽを向く。


だきっ


「かわい」


「〜〜〜!は、離してよぉ!は、恥ずかしいの!」


バタバタ暴れるアスナ。けど、俺は離さない。何故かって?


「夫婦なんだし、恥ずかしがる必要はないだろ。周りの奴等は遊んでいるのに夢中だし」


「〜〜〜〜っ!」


アスナは顔を真っ赤にしながら周りを見る。
今この周りには誰もいない。それを確認したアスナはさらに顔を真っ赤にする。


俺はキスしようとゆっくりと唇を近づけるが……


「やっぱりだめぇ!」


グググッ!


アスナが手で俺を押す。


「恥ずかしいのか?」


「ぅう〜〜!そうよ!外でしかも近くに皆がいるのに!」


……アスナ、顔真っ赤っかだなおい。そこまで恥ずかしいか?


「けどよアスナ。リアルに帰ったらどうする気だ?」


「?」


「いや、リアルに帰ったら俺達付き合うだろ?結婚はまだできないけどよ。キスぐらいで恥ずかしがってたら……なぁ?」


「………っ!?〜〜〜〜///」


俺が何を言いたいのかを気付いたアスナは頭から煙を出す。
そんなに恥ずかしいのかね?俺には分からん。


「恥ずかしいことばっかり言わないで遊びましょう///」


「……顔を真っ赤にしたまま行っても説得力無いし、話しを逸らすな」


「知らない!」


あらら、膨れちゃって。


「ははは!そう、膨れるなって!ほんと、こういう話には弱いよなアスナって」


「逆にレンがおかしいのよ。何で平気そうなの?」


「平気じゃないさ。ただ単に表情に出ないだけ」


「本当にぃ〜?」


あ、何だその怪しむ目つきは。


「そうだな。ただ言えることは―――」


「言える事は?」


「俺がアスナを愛しているってことさ」


――ボフンッ!


「〜〜〜〜〜///!?」


あたふたするアスナも可愛いな、うん。


「ま、楽しもうぜ」


「〜〜///うん」


俺とアスナは海水浴を楽しむのであった。




―――――――――

お待たせしました!番外編2です。
海水浴なのに完全にレンとアスナの甘い雰囲気作りになってしまいましたが、これはこれでよさそうですねw
それと昨日、ファントム・バレットの5・6巻を買ってきたんですが……キリトのアバターが女性とか似合いすぎと思いました。
キリトが女装したら完全に女だな、うん。そう思います。
次回もお楽しみに!







ちなみに皆さんはキリトの女装はありと思いますか?作者は有りだなと思いますw

-42-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ソードアート・オンライン エリュシデータ (キリト) イヤホンジャック
新品 \4200
中古 \
(参考価格:\1890)