小説『ソードアート・オンライン〜『猛獣使い』の少年〜』
作者:クロコト()

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SIDEカイト

リズにラペントライトを作って貰ってから、もう1ヶ月が過ぎ、12月となっている。

アスナのレベルがついこの間90台に突入して、今はもう94になる。

俺もアスナと同じレベルをキープしている。

アスナと話して、キリトたち『黒猫団』のみんなのレベルが90台になるまでレベルを上げないことにした。

そして俺達が何をしてるかと言うと・・・・・・・

「ん〜♪カイトく〜ん♪」

我が家でアスナとイチャイチャしております

「アスナ?今日はやけに甘えてくるじゃん。どしたの?」

「ん〜?べつに〜?ただ甘えたかっただけ〜♪」

「・・・・・・・・・アスナさん・・・・・・ズルいです・・・・・私だってカイトさんに甘えたいのに・・・・・・」

「・・・・・・応援するって言ったけどあそこまでイチャイチャされるとちょっと嫉妬しちゃうな〜」

「・・・・・・・・カイト・・・・・・なんかうれしそう・・・・胸なら私のほうがあるのに・・・・・」

上から順にセラ、サラ、カレンの順番だ。

嫉妬ですか・・・・・・嬉しい・・・・・・のか?

ふと、俺は今まで考えていたことが口に出てしまった。

「茅場ってどこで見てるんだろうな?」

「どうしたの急に?」

「ん?今もこの世界を茅場がどこかで見てるなら案外近くに居るかもしれないと思ってな」

「そうかな?だって傍観することが目的だって言ってたよ?」

あ〜・・・・・・アスナはゲームをあまりやらなかったんだな?

そういう俺も、あまりやってなかったが・・・・・

「他人が楽しそうにやっている姿を見てると自分もやりたくならないか?」

「・・・・・・・・・・つまり・・・・プレイヤーの中に茅場晶彦が居るっていいたいの?」

「その通り!・・・・・・・・まぁ、大体見当は付いてるんだけどな?」

「え!?一体誰なの!?」

アスナが思いのほか食いついてきた。

「ま、まぁ落ち着け。今言うから」

「う、うん・・・・・・で?誰だと思うの?」

俺は一呼吸置いていった。

「・・・・・・・・・・・団長だよ」

「っ!?だ、団長!?」

アスナがひどく驚いている。

それもそうか。驚かないほうがむりだよな。

「俺が初めて団長とデュエルしたときのこと覚えてるか?」

アスナが無言で頷いた。

「あのときのエリンの攻撃な?57レベルのときの俺の体力を4割削った攻撃なんだよ」

「―――っ!?」

「あの時点で団長が57レベ以上あったとは思えないし、何より一割なんて今の俺でもたぶんムリだ」

あの硬さのヒミツはおそらく・・・・・・・・

「・・・・・・・なんで下についてるの?」

アスナが聞いてきた。

分かってるなら言えばいいんじゃないか?ってことか?

「アイツが茅場だったら今の俺には勝ち目が無い。システム的に保護されている可能性がおおきいからな」

「な、なるほど・・・・・」

「だったら、もう少し様子を見る。そして、できる限りの交渉をしてみる」

「・・・・・・・・・・・・・死なないでよ?」

「殺されはしないさ。動けなくはされるだろうけど」

「ん〜・・・・・・・・なんか辛気臭くなっちゃったね」

そうだな・・・・・・なんか無いか・・・・・・・あ、そうだ。

「アスナ」

「ん?何?」

俺はジャケットの内ポケットから一つの細長いケースを取り出した。

「メリークリスマス、アスナ」

「――――っ!!と、突然何かと思えば・・・・まだクリスマスは一週間も先だよ?」

そういいながらも嬉しいのか、顔がにやけているアスナ。

「一週間後に暇とは限らないからな。先に渡しておくよ」

「あ、開けてみてもいい?」

「もちろん」

アスナがケースを開けると、そこにはひと組のピアスが入っていた。

水色の水晶のような鉱石で出来た雪の結晶のようなものが特徴的である。

「こ、これどうしたの・・・?」

「ん?リズに作って貰ったんだよ、鉱石と交換で」

そんなことは真っ赤な嘘。実は自分で作ったんだ。

元々趣味で始めたことだが、アスナと結婚して本格的に始めた。

ここまで形にするのにどれほどかかったか・・・・・・おかげで小物スキルが800を超えたぞ?

「い、いつの間に・・・・・・」

「こーゆーのはサプライズが基本かなと思ってな。内緒でやってみました」

ん?良く見たらアスナの目にうっすらと涙が・・・・・・?

「・・・・・・・うれしい・・・・・・ありがとね!」

アスナが急に飛びついてきた。

「のわっ!?」

当然、反応できるわけなく押し倒される形になった。

「こんな嬉しいサプライズは初めてだよ!ありがとー!!」

ぎゅーっと抱きしめてくる。

そんなに喜んでくれたか。作った甲斐があった。

「お返しに私も何かあげる!クリスマスまでに用意するからね!!」

「うん。楽しみにしてるよ」







アスナがその日、テンションが上がりすぎて眠れなかったのはまた別のお話――――




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あとがき

どうも、クロコトです。

久しぶりの更新なのにもかかわらず話が短い!!

いつもの半分ぐらいしか書いておりません。

上手くかけているでしょうか?

彼女が居ないのでどういう風に書けばいいのか分かりません!!



そんなことより、今後の話が浮かばない・・・・・・・・・・

皆様・・・・・・話の浮かばない作者にどうか知恵をお貸しください、お願いします。


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