小説『ソードアート・オンライン〜『猛獣使い』の少年〜』
作者:クロコト()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

SAOの人気が恐ろしい・・・・・

書き始めて三日でもう前作の総合ポイントを越えてしまった・・・・!

僕の小説を読んでくれる読者様に感謝です!



今のところヒロインは

カイトが

アスナ:5

シリカ:2

シノン:2

サチ:1




キリトが


サチ:2

リズベット:3



です。

アスナの人気が半端ねぇ・・・・


それと、使い魔設定を修正いたしました!

読んでいただいた方はそれをまた見てからお願いします。


==================================



SIDEカイト




洞窟に入ってもうかれこれ30分は歩いている。


それなのにまだ出口が見えない。


いや、それ以前に・・・・


「なんでモンスターが居ないんだ(・・・・・・・・・・・)?」


俺が入ってから今まで一度もエンカウントしていない。

こんなダンジョンの定番とも言える洞窟に居ないとなると考えられることは・・・・・・・・・


「なにかのイベントか・・・・?」

今思い返してみると、リオを追っている間にもエンカウントをしなかったような・・・・


おそらくリオがいきなり走り出したのも、俺がココに来たことも偶然じゃない。

そんな気がしてならなかった。


「キュウッ!」

突然、リオが鳴いた。


「ん?・・・・あっ!出口だ!!」

俺は気が付いたら走り出していた。


洞窟を抜けるとそこは・・・・・


「うおっ!?あぶねぇ!!」

崖だった。

パラパラ・・・・・

足元から石の欠片が落ちていく。

「う〜ん・・・・底が見えない訳じゃないのか。」

底には森が、遠くには海や火山などがみえる。

「探索・・・・してぇなぁ・・・・」

でも、ロープが無い。勿論、それの代わりになるものも、だ。


「仕方ない・・・・・このイベントは諦めるか・・・・・」

俺が引き返そうとしたら、頭に軽い衝撃が来て、すぐに軽くなった。

―――――っ!!

「リオっ!?」

「キュウゥゥゥゥゥ・・・・・・!」

リオが俺の頭から飛び降りて、崖を転がっていた。


「アホがっ・・・・!」

俺は急いで崖から飛び降りた。


「キュウゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

「リオーーーーーーーー!」

パシッ!

リオをキャッチした。

「よし!さっすが俺!」

あと目測で500mぐらいだろうか・・・・・

「これだけあれば・・・・・!」

俺は背中にある槍を取り出し、

「おりゃっ!!」

おもいっきり崖の側面につきたてた。



ガリガリガリッッッ!!!

どんどんスピードが落ちていく。


「うおぉぉぉぉぉ!間に合えぇぇぇぇぇぇ!!」


ガリガリガリ・・・・・・

何とか間に合い、死なずに済んだ。

「と・・・・とまった・・・・?」

さすがに死ぬ覚悟をした俺は安堵の息を吐いた。


しかし、喜びも束の間



パリィン!


と言う音と共に俺の槍が砕けてしまった。

「ああああああああああ!!!や、槍がぁぁぁぁぁ!!!!」

初日からぶっ続けで使っていたのに加え、今の強制ブレーキ。

耐久値が持ってくれたのが奇跡といえた。

「キュウッ?」

可愛らしく首をかしげて俺の顔を覗き見ているリオ。

「・・・・・・・・お前のせいだからな・・・・?」

まぁ気にしたって仕方が無い。武器はまた買えばいい。

今はリオが無事で居てくれたのを喜ぼう。

「落ちちまったし、探索するか。」

俺は、体術とたまたま持ち合わせた短剣を装備して、未知のダンジョンに足を踏み入れた。










































クルルル・・・・・ギャァーギャァー・・・・・

たくさんのモンスターたちの声がする。

恐怖心を煽るためのエフェクトかもしれないがエンカウント率が高いのは事実だ。


現に今戦っている。




「ピキャァァァ!!」

鳥型のモンスターが襲い掛かってくる。

「くっ!」


ガキィィン!

何とか短剣で防ぎきる。

「クソっ!やりにくいな!!」

短い得物に慣れていない俺はこいつに苦戦していた。

もうかれこれ5分は戦っている。

電撃も出してくるし、厄介極まりない。

「くらえっ!」

俺は投擲スキルで短剣を投げた


「ギャッ・・・・!」

見事、モンスターの眉間にヒット。ポリゴンとなって消えていった。

レベルアップのファンファーレとドロップ品の詳細が現れた

ちなみに今俺のレベルは6から12まで上がっていた。


そして、ドロップ品の中には・・・・

「おっ!槍だ!」

幸運なことに両手用長槍があった。

「なになに・・・・≪迅雷槍エネル≫?・・・・・なんか強そう・・・・!」

詳細を見ると

『感電:レベル3相当の麻痺状態にする』

『避雷針:電撃系統の攻撃を無効化』

『絶縁体:麻痺を完全に無効化』

と言う三つの固有能力があった。

「真ん中は分からんが最初と最後のは使えるな。」

俺は早速それに装備を変えて、奥に向かった。



















モンスターを倒しながら――因みにレベルは15になった――暫く歩いていると、何かドーム上のものが見えた。

「何だココ?ドアがあるじゃん。入ってもいいのかな?」

俺は一応武器を構えて警戒しながら扉を開けた。

そこには真っ白な空間にたくさんの扉と一つの看板があっただけだった。

「殺風景だな・・・・」

「キュウッ!!」

リオがまた飛び出し、ある扉の前で止まった。

「やれやれ・・・・・まぁほっといても大丈夫だろ」

俺は立っていた看板を読んだ

「え〜っと・・・なになに・・・・
『ココは使い魔の森。ここにある扉はこの広大なダンジョンの各地帯に繋がっている。
 猛獣使いの君専用と言っても過言では無い特別なダンジョンだ。
経験値は外と一緒だがドロップする品も、鉱石も貴重なものが出やすくなっている。
ぜひ頑張って強くなってくれ。――茅場晶彦』・・・・か。・・・・・って茅場ぁ!?」

なんだ?アイツは俺にいったいなにを求めているんだ?

「まぁそんな事考えていても仕方が無いか。それより今は・・・・」

「キュウゥゥゥゥ!!」

ガリガリ・・・・!ガリガリ・・・・!

と扉の隅っこを引っかいているリオをどうにかしなくては。

「はいはい。入りたいのね。分かったよ。」

俺は気楽にドアを開けた。

「ん?真っ暗・・・・?まさか・・・・・」

一瞬固まっていたら突然ゴオォォォォォ!!と言う音と共に扉の奥に引き込まれた。





キィィ・・・パタン・・・・


俺たちが引き込まれた後、ひとりでに扉が閉まった。

その扉にはこう書かれていた。

――――『高山地帯(推奨レベル20)』、と。





========================================
あとがき

どうも、クロコトです。

『迅雷槍エネル』はオリ武器です。強すぎますかね?

でも、いつか出そうと思ってる『ゲイ・ボルグ』や『グングニル』に比べたら可愛いモンですよ。



カイトのレベルの上がり方が早いですが、ココに出現するモンスターは第三層レベルの設定です。

かなり危ない橋を渡って生き延びているのでこれくらいは一気に上がるかと・・・・

おかしかったら言ってください。直します。



あと、アンケート期限を言ってなかったので今報告します。

期限は16日の昼の1時で締め切らせていただきます。

ご協力お願いします!




-6-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント- (初回限定生産版)
新品 \12000
中古 \8380
(参考価格:\9980)