小説『愛されたくて愛されたくない』
作者:水士()

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私と桜井さんは昼前に沙耶との待ち合わせ場所に向かった。
体のふしぶしが痛い・・・・
だけど私の顔には出てないんだろうな。
そう思いながら桜井さんの車の助手席に乗っていた。
私達が待ち合わせ場所に着いたときには沙耶はいた。
「あっ!知花ちゃん桜井さん!こっちだよ!」
「おはよう」
「おはよう沙耶ちゃん」
眩しすぎる沙耶・・・・
桜井さんが言った。
「とりあえずどこに行きたいのかな?お嬢さんたち?」
「私は何処でも・・・・」
「じゃあカラオケに行こうよ!」
「カラオケ?」
私は考えた。カラオケてっ何だろう?
うーん分からない・・・・
私が悩んでると沙耶が言ってきた。
「もしかして知花ちゃんカラオケ知らない?」
「うん」
桜井さんと沙耶が同時に声を発した。
「うそ!」
「うそ〜」
そんなに驚く事なのか?
沙耶が言った。
「本当に知らないの?なら行かなきゃ!人生損してるよ!」
桜井さんも続いて言った。
「本当だよ!よし!カラオケに決定!早く車に乗って!」
私は桜井さんと沙耶に車に押し込まれた。
いや、あんたらのデートを取り持つだけじゃ・・・・
私は何が起こっているのか分からなかったが大人しく車に乗った。
車はカラオケと言う所に向かった。

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