小説『とある剣帝の無限倉庫』
作者:マタドガス()

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とりあえず話し合いも終わったようなので俺はまだ自己紹介をしてない黒ロングヘアーの少女に話し掛ける。


「えーと、あの・・・君は?」


それを見て佐天はあわてて自己紹介をする。


「あ、申し遅れました! 私は初春の友達の佐天 涙子(さてん るいこ)でーす。よろしくお願いしまあっす!」


「おう涙子! こちらこそよろしくな!」


そしてそのあと俺と当麻も自己紹介して、自己紹介タイムは終わった。みんな俺がlevel5だって言ってときはメチャクチャ大声上げてびっくりしてたなあ。いやあ、気持ちいい反応で満足満足♪

そして料理を注文した後、料理が運ばれてくるまで俺達は適当に話し合う事にした。ちなみに今回はみんな俺の奢りだ。 そして黒子がいきなり俺に顔を近づけ、話し掛けてきた。


「か、神凪さん!」


近い! 顔が近いって!と思いながら俺は黒子に返事をする。やべえ顔赤くなってないだろうな俺!?


「な、何?」


「あなをlevel5だと見込んで頼みがありますの!、よろしければ風紀委員に入りませんか?」


「いいよ」



「ほ、本当です「だが断る」なーー」


黒子は口を開けて唖然としていた。そして、すぐに口を閉めて再び俺に話し掛ける。


「ど、どうしてですの?」



「正直に言うと俺は面白くない事が嫌いだ。人助けは好きだかな。」


「……そうですか」


黒子は残念そうにしょんぼりとしていた。なんだか可哀相なので俺は言葉を付け足す。


「……まあ、考えておくよ。いきなりは無理だしな」


すると黒子が突然ガバッと顔を上げてこちらを見てきた。今のテンションは何処に言ったんだろう。


「わかりました! 良い返事を待っていますわ!」


「……ああ」


俺は自分自身に呆れた。俺の悪い癖だ。ひとが悲しんでいるとすぐにでも何とか助けてやりたいと思ってしまう。まあ、良い癖なのかもしれないが。まあ黒子も喜んでいるようだし良しとするか! ・・入る予定はないがな!


それから10分後……


龍哉達が楽しそうに雑談していると、とうとう料理が運ばれて来た……。


「「「「「うゲええッ!!!!!」」」」」


龍哉以外の全員が絶望した。そう! 龍哉が運んで来た料理とは……全てゲテモノ料理だった…苺納豆ライスや味噌あんアイス、わさび入りパスタなど、食べ物飲み物が全てゲテモノだった……。


「やっぱりパフェはごまだれおでん入りが一番だよなぁ&amp;#12316;&amp;#12316;&amp;#12316;ってあれ? 皆は食べないの?」



(ギクぅッッ!!!!!)



龍哉以外の全員でアイコンタクトを取る。


この時すでに全員結論は出ていた。こんな物を食べる訳にはいかない! こんなカオスな物体を食べた俺(私)達はあの世行きだと。


しかし、その時龍哉の口から決定打が放たれる!!


「もしかして皆……食べてくれないの?」


凄く弱々しい声で龍哉は言った。そしてその声に乗せられ、佐天がとうとう地獄行きの言葉を喋ってしまった。


「み、皆さん食べましょうよ! 食べないとほら、龍哉さんにも悪いですし」


そしてその言葉に他の全員も乗せられてしまった。先程も言ったのだが今回はすべて龍哉の奢り。なら、龍哉の頼みは必ず聞かなければいけないという暗黙の了解があったのだ。前に龍哉のゲテモノ料理を知っている上条と御坂はともかく、他の3人はあまりのグロさにはらを抱えている。



「そ、そうですね! せっかく龍哉さんが奢ってくれるんですし……」


「そうですわ! 食べましょうお姉様!」


「そ、そうよね&amp;#12316;食べないと龍哉に悪いものね」


「そ、そうだな、それじゃあ食べるか!」


そうして上条達勇者はゲテモノという名の魔王討伐のラストバトルが幕を上げた………。




そしてすぐに龍哉以外が全員トイレに吐き気を抑えながら直行した。 トイレからはゲロをはく音が聞こえる。

その光栄を見ていた他の客達はみな口を揃えて言った。


お気の毒にと。



こうしてゲテモノと吐き気が渦巻く交流会は幕を閉じた……


しかしこの時龍哉達は気付かなかった。これから真の地獄が始まる事に…。



                                    〜To be continued・・・

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