小説『とある剣帝の無限倉庫』
作者:マタドガス()

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「ヤバイ!少しやりすぎた!」


現在時刻は日暮れ、もう生徒の帰宅ラッシュも完了している時間、この場では奇妙な絵図となっていた。

「おい!ビリビリは大丈夫なのか!?」


そう、現在高校生の少年二人組(正確には龍哉)がお嬢様学校と称される常盤台の女生徒を戦闘不能えと追いやったのだ。いくら正当防衛といってもさすがにヤバイ。確実に下手したら停学処分をくらう危険性大だ。
そして今龍哉の頭が非常に混乱しているのも無理はない。


「落ち着けよ! とりあえずタイムマシーンを捜そうぜッッ!!!」


退学退学退学裁判裁判裁判死刑死刑死刑天国〜〜♪ 地獄〜〜〜〜〜〜〜♪♪ それとも無の境地〜〜〜〜〜〜〜〜〜?? ってあっれ〜〜〜?神様久しぶりだなあ、また能力くれよおおおいいいいいいアハハハハハハハハハッ!!


「りゅ、龍哉がショートしたああッ!? 俺に落ち着けだとォ? 落ち着くのはお前だああああッッ!」


当麻は龍哉を頭に思い切りSGB(その幻想をetc)をやると龍哉はようやく正気に戻った。


「あ、ああ、そうだ・・・ありがとう当麻! お前がいなかったらタイムマシーンで22世紀の猫型ロボットの所まで会いに行ってたゼッ!! あとなんか神に会えた気がするなあ・・・」


「・・まだおかしいみたいだな・・・」




それから10分後・・





龍哉は完全に正気を取り戻し、二人はこの少女をどうするかという話題になっていた。


「所で龍哉。こいつをどうする?」


「そうだな…とりあえず22世紀でまで運ぶ…って、悪かったよ!だからそんな顔で睨まないでトーマさんッッ!」


そのセリフに当麻はお決まりのセリフをたれながらため息をする。いくら親友とはいえ流石に引くぜ龍哉・・・。そんなことよりこのビリビリだ。流石にこのままにしとくのもアレだしなあ・・・。



「で、どうする?」


「そうだなあ、とりあえずビリビリの寮まで運ぶか。」


「ま、それが妥当だな。」

すこし不穏な気配がするが、当麻もそれが安定だと思ったようでもそれ以上口出しすることはなかった。
そうして俺はビリビリを背中におぶって当麻と一緒にビリビリの学生寮へ向かった・・・



そして二人(寝ている御坂は除くよ)は第七学区にある常盤台中学の学生寮の前まで来ていた。
常盤台中学とは、学園都市の中でも5本の指に入る名門校であり、同時に世界有数のお嬢様学校。 御坂はその中でも最上位に君臨する能力者であり、おなじ常盤台のお嬢様連中にとって憧れの? 存在である。
そんな生徒達の寮なのだから緊張する筈なのだが、この二人はそうでもない。が、

(わかっていたけどお嬢様が住んでるだけあって造りが違うな・・・)

そう、周りの建物はコンクリートで出来てるというのに、その建物は石造りで三階建て。だが、まどから洗濯物が飛び出している。笑える。
そして目の前のインターホン。一件すると両開きの木のドアだが、考えるまでもなく、特殊素材でも使っていると二人は結論する。どうやら番号を打たないとその部屋へ行けないらしいが、もちろんビリビリの番号なんてわかるはずもなく、

「「ごめんくださあああああああいッッッ!! おたくの御坂さんを届けにきましたあああああああああああッッ!!! いたらドアの前まできてくださりませんかあああ!!?」」


馬鹿だ。


そして、


「誰だあああ!!? わたくしのお姉さまをたぶらかしたエロザルわあああああaaaaaaaaaaッッッ!!?」


目の前に三人目の馬鹿が現れた。



                                      〜To be continued・・・

-5-
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