フェニックス家に帰って来た俺達は父さんに呼ばれ食堂に来た。
「ただいま父さんに母さん、ルー兄、ロー兄。皆も帰ってたんだな」
食堂に入ると父さん母さんだけじゃなく兄のルヴァルやローウェル、妹のレイヴェル、俺の眷属の皆が居た。
「お兄様がシルバと組み手をしている間に追い抜きましたの」
「そうだったのか」
レイヴェルと軽く会話をした後、父さんが話しかけて来た。
「ヒョウガは悪魔の駒を貰ったらしいな、成人したらレーティングゲームには参加するのか?」
「今のところ興味はないが実力試しにはいいと思っている」
「そうか…ではレイヴェルの事はどうする?ヒョウガの眷属になると言って来たんだ…私としてはまだ早いと思うのだが…」
本当に父さんに相談したのか…
「う〜ん…眷属にするのは構わないが、最低でもレイヴェルが15歳になるまでは非公式でゲームをする事になっても出さないからな」
「お兄様のそばに居られるならそれでも構いませんわ。」
「モテモテだなヒョウガ」
「からかわないでくれよロー兄。レイヴェル、眷属にするけど駒は僧侶でいいな?」
「構いませんわ」
「それじゃあ儀式を始めるか…汝 レイヴェル・フェニックス 我が「僧侶」として我を支えたまえ」
レイヴェルの身体に悪魔の駒を入れ眷属にした。
「おめでとうレイヴェル。そしてヒョウガにはレーティングゲームの事やキングとしての心構、魔界の事などを勉強するために純潔悪魔が通っている学校に行ってもらいます。拒否権はありません」
「ちょっと待ってくれ!せめて別の学校にしてくれ純潔悪魔ばっかりだと空気が重いんだ!」
一部を除いた純潔悪魔は純潔主義で相手を見下すような奴らが結構居るのだ
「無理よ既に手続きが終わっているもの」
「そんな!?」
こうして俺は学校に(強制的に)通う事になった。