どうも強制的に学校に通うことになったヒョウガだ。11歳になった。
悪魔の学校に通い出して1週間が経ったのだが、1週間経っても教えている事は三大勢力の三つ巴の戦いの事や純潔悪魔の貴重さばかりだ。2日目以降も似たような授業ばかりなので4日目位からサボった。
「マジでつまらないな…教えている事はほとんど一緒でクラスの奴らがする事は自分の家柄の自慢や社交事例ばっかりだ。まだ人間達が通っている学校の方が面白いくらいだ」
学校の屋上で仰向けに寝転がり空を見上げそんなことを呟いていると此処に近づいてくる気配があった。
「やっぱり此処に居ましたねヒョウガ」
「こんな所で寝転がっていると風邪ひくわよヒョウガ」
「ソーナにリアスか…なぁ二人は俺と同じ時期にこの学校に入ったよな?俺より学年が上だけど…どんな授業をしているんだ?俺の学年と同じようにまともな授業をして無かったらこの学校学年を分ける必要無いぞ?」
俺がそう言うと二人は苦笑いしていた。やっぱりか…
「母さんが俺をここに通わせた意味が分かったよ」
「どう言う事ですか?」
「俺は此処にキングとしての心構えを勉強しに通わされたんだが、この学校はそんな事を教えてくれないしクラスの奴らもそんな心構えをしてる奴は居ないと分かった。だったらキングとしての心構えは自分で考えた方がいい。その方がもしレーティングゲームで負けても悔いはないからな」
「ヒョウガのキングとしての心構えは何なの?」
「絶対に諦めない事だ。レーティングゲームで自分以外の眷属が撃破されても諦めずに戦い勝利すれば眷属の皆と勝ちとった勝利って事になる。逆に降参したらその戦いでの眷属の皆の頑張りが無かった事になるからな」
「「(か、かっこいい//////)」」
「と言うわけで俺はこの学校をやめるから、二人も暇になったら遊びに来てくれ」
俺は教室に戻り担任に学校をやめると言い、退学届けを書き提出して学校をやめフェニックス家に帰った。
〜フェニックス家〜
母さんに学校を勝手にやめた事を謝りに来たがその必要はないと言われた。
理由を聞くと王としての心構えもだが俺と同年代の悪魔達を見てきて、その評価を聞きたかったみたいだ。
「それでヒョウガ、あなた以外の純潔悪魔達を見た感想はどうでした?」
「俺が会った奴らの中では、一つ上の学年に居たリアスとソーナ以外有望そうな奴はでは居なかったな。もしレーティングゲームでそいつらと戦う事になってもかなりの確率で勝てる」
「そうなの?それならリアスちゃんとソーナちゃんにはがんばってほしいわね」
何故か母さんはリアス達に期待しているみたいだった。