今日は店を開くので買出しに出た。
作る料理の材料を大量に買い、店に運んでいる途中で
「はわぅ!!」
何も無い所で転んだドジっ子っぽいシスターに出会った。
とりあえず転んだシスターを起こしてあげた。
「ありがとうございます」
「気にするな…それよりもこの町には何をしに来たんだ?」
「えっと…シスターとしてこの町の教会に行く事になったんですが…」
「道に迷ったって訳か…」
「はい…それに言葉も通じなくて困ってるんです」
「ならついて来い。今持っている荷物を店に置いたら案内しよう」
「本当ですか!?ありがとうございます!私の名前はアーシア・アルジェントです。よろしくお願いします」
とりあえずアーシアを店に連れて行った。
店に着き荷物を置いた後、約束通りアーシアを教会に案内した。
教会の近くまで案内すると聖なる力が強まって来た。
「(これ以上近づくのは危険だな…)アーシア、俺はそろそろ店の準備をしないといけないから戻るぞ」
「ここまで連れてきてもらったお礼をさせて下さい」
「気持ちは嬉しいが…!?アーシア危ない!!」
「えっ?きゃあっ!?」
アーシアを抱きかかえその場を離れると光の槍が突き刺さった。しかもご丁寧に結界を張り俺が帰れないようにして。
「…俺は道に迷ったシスターを送りに来ただけだから帰してくれない?堕天使にはぐれ悪魔祓いの皆さん」
俺がそう言うと堕天使の1人が出てきて
「その子を送ってくれた事には感謝するけど、あなた少しだけど悪魔の気配がするのよ。だから死んでもらうわ」
と言ってきた(まさか封印状態の俺の気配が悪魔だと分かるとは思わなかった)。その言葉を聞いた残りの堕天使とはぐれ悪魔払いが戦闘態勢に入り襲いかかってきた。
「面倒な事になったな…はぁ」
俺も戦闘態勢に入り戦い始めた。