朱乃の案内でリアスが居るオカルト研究部に来た。部室の中にはリアスや白音、祐斗が居た。
俺は皆に事情を説明しアーシアを保護してくれないかと頼んだ。
「……と言うわけなんだがアーシアを保護できないか?リアスの僧侶として」
「私は別に良いけど…アーシアはどうしたいの?教会の関係者に文句を言われたら困るから保護するなら悪魔になってもらうわよ?」
「…悪魔になっても友達ってできますか?」
「できるわよ?アーシアもこの学園に通ってもらうつもりだからそこで友達を作っていけばいいのよ」
「それなら悪魔になります」
アーシアが決心して悪魔になる事をリアスに言いリアスはアーシアを僧侶の駒を使って眷属にした。
「それにしても今日アイツが居なくてよかったわ」
アーシアを眷属にした後リアスがそんな事を呟いた。
「あいつ?」
「この間部長が兵士の駒8つを使い眷属にした男です。名前は兵藤一誠。レイナーレさんじゃない堕天使に襲われ偶然部長が見つけて助けるために眷属にしたのですが…」
「物を見るような眼で人を見てくる、視線がいやらしい、何故か頭を撫でてこようとする、笑顔が気持ち悪い…」
「僕が話しかけても無視するか罵声を浴びせられる」
「それに何で兵士の駒を8つも消費したのか分からないくらいに弱い。それなのにプライドだけは一人前。眷属にした事を後悔する位に困っているのよ」
「…眷属を大切にするグレモリー家のリアスにそこまで言わせるとはよっぽど酷いみたいだな」
「アーシアも気をつけなさい。私の眷属になったんだからアイツとは嫌でも顔を合わせる事になるから」
「は、はい!」
…リアスへの用事が済んだので今度はソーナの居る生徒会室に向かった。
生徒会室に着いた俺はソーナにアーシアが俺と一緒に転入する事を伝えた。
「……と言うわけだからよろしく頼むぞソーナ」
「分かったわ。それとヒョウガ無茶しすぎよ?人助けで教会までシスターを送るのは良いけど堕天使やはぐれ悪魔祓い達に一人で戦うなんて」
「今度から気をつけるよ」
「反省して無いわね…まぁいいです。ようこそ駒王学園へ」
「サンキューソーナ」
転入の手続きをアーシアの分まで書いた後、ソーナやリアス達を店に呼び食事をご馳走した。
アーシアとレイナーレは俺の家に住む事になった。