小説『ハイスクールD×D 氷の不死鳥』
作者:闘魂()

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教室の前に着いた時先生に注意事項(アーシアに言っていたが)を聞いた。

「君達がこれから入る教室には問題児が三人いるんだが、それに関して注意することがある」

「注意ですか?」

「あぁ。その三人は性欲の権化とも言われるほどの奴らだ。そいつらの名前は松田、元浜、兵藤だ。そいつらの内、松田と元浜はスケベだが害は無い…はずだが、もう一人の兵藤には特に気を付けるんだぞ?アルジェント。不死野も気を付けるんだぞ。三人はイケメンには容赦がないからな」

「分かった」

「分かりました」

「よし。では私が合図したら教室に入ってきてくれ」

そう言って先生は教室に入っていった。

「ヒョウガさん、兵藤って人はリアス部長の…」

「眷属だ。気をつけろよアーシア、リアス達の話だと兵藤は女性を物を見るような視線で見て可愛ければ勝手に自分の彼女だと言うらしいからな」

念の為俺もアーシアに注意した。

「不死野にアルジェント入って来い」

先生に呼ばれたので俺達は教室に入った。

「今日からこの学園に通う事になった不死野にアルジェントだ。二人とも自己紹介してくれ」

「不死野氷牙だ趣味は料理で一応ある店の店主もやっている。よろしく頼む」

「アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします!」

「1時限目は私の授業だから質問するなら自由にしていいぞ」

先生がそう言うとクラスの皆が俺達を囲み質問攻めされた。

そのおかげでアーシアと俺はクラスの松田と元浜も含めたほとんどの人達と仲良くなり歓迎されたその時にこの間は冷たい反応をして悪かったと謝られた。

ただ兵藤だけはアーシアにいやらしい視線を送った後俺に殺気を送ってきた。



その日の授業が終わり放課後になった。

兵藤は気持ち悪い笑顔を浮かべて教室を出て行った。

「アーシア、兵藤と実際会ってどう思った?」

「…リアス部長が言っていた通りでした。見られていると背筋がゾッとして寒気を感じました」

…かなり酷かったみたいだ。

「兵藤には会いたくないかもしれないがオカルト研究部に行くぞ」

「…はい」

教室を出ようとしたら携帯電話に電話がかかってきた。

「もしもし?」

「ヒョウガ様、グレイフィアです。フェニックス家の皆さまからの連絡で近い内にグレモリー家やシトリー家の皆で友好を深めるためにパーティーをするから献立を考えて欲しいとのことです。ちなみにヒョウガ様の参加は決定しています」

「それじゃあリアスやソーナにも伝えに「ソーナお嬢様にはもう連絡しました。ヒョウガ様が出るなら出ますと言ってました」…そうか、ならリアスの所に行くか…ちょうど今から行く所だし」

「私も今からそちらに向かいます。眷属の皆もそちらに向かうとのことです」

「分かった。連絡ありがとうグレイフィア」

電話を切りアーシアと一緒に部室に向かった。

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