小説『ハイスクールD×D 氷の不死鳥』
作者:闘魂()

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翌朝、皆眠っていたので起こさないように制服に着替え部屋から出てリビングに行くとアーシアが先に起きていた。

「おはようアーシア」

「ヒョウガさんおはようございます//////」

「顔赤いけど大丈夫か?」

「だっ大丈夫です///ただ昨日の夜ヒョウガさんが心配だったので、ヒョウガさんの部屋に行ったんですが…」

「その時に俺達がヤッてるとこを見たわけだな」

「//////」

防音の結界は張っていたが人払いはして無かったな。それに昨日はグレイフィア達に夢中だったからな。

「心配してくれてありがとなアーシア。それと朝飯を食ったら一緒に学校に行こう」

「はい」

ポンポンと頭を軽く撫でたら、アーシアも落ち着いたようだ。

アーシアと一緒に朝飯を食べ学園に向かった。



チャイムが鳴る少し前に教室に入ると兵藤の奴が居なかったので仲がよさそうだった松田と元浜に何故学園に居ないか聞いてみた。

「おはよう松田に元浜、兵藤の奴が教室に居ないが何か知らないか?」

「不死野か、俺も元浜も最近アイツと会話も碌にしてないから分からないな」

「俺はこんな噂を聞いた。確か夜中に水風呂に氷を入れて入って熱を出したって」

熱だけで済んだのか…少し残念だ。

「教えてくれてありがと」

二人にお礼をして、先生が来たので席に着いた。



放課後になった。兵藤は本当に学校に来なかった。

俺はアーシアと一緒にオカ研の部室に来た。

「昨日は迷惑かけて悪かったな皆」

「気にしなくていいわよ、アイツがヒョウガに喧嘩を売らなければ何も無かったんだから。それよりもヒョウガはもう怒ってないの?」

「兵藤については模擬戦の時にぶっ飛ばすよ。怒りは昨日発散したんだ(性的な事で)。それよりも模擬戦をする相手を決めたのか?」

「僕はシルバさんの相手をさせてもらうつもりだよ」

「私は黒歌お姉さまと戦うつもりです」

「後は私と朱乃なんだけど、まだ決まってないの」

「ならリアスはレイヴェルの相手をしてやってくれないか?消滅の魔力は危険だが不死を持っているレイヴェルなら死ぬことは無いだろ?それに自分より強い相手と戦う事で強くなろうって気持ちが出るからな」

「分かったわ」

「では私はレイナーレさんに相手をしてもらいますわ。グレイフィアさんは強さの次元が違いすぎますから瞬殺されそうですし」

「私は回復に専念します」

「決まりだな。模擬戦をする日は…10日後だ。場所は何故か俺達が模擬戦をする事を知っていたサー兄が用意してくれるみたいだ。その時は父さんやグレモリー卿達も観戦しにくるらしい」

ホントに何時知ったんだ?思いついたのはその日だったのに。

「10日後と言う事はそれまでの間は修行などをしてもいいってことね」

「一応兵藤にも伝えておいてくれ修行しろって。ボコボコにするのは決定しているが条件はフェアにしておかないと、その事を言い訳にされても困るからな』

「…正直声も掛けたくないけど仕方ないわね」

「ありがと。俺はこれから行く所があるから帰らしてもらう。学校には来ないかもしれないからその時は風邪って先生に報告しておいてくれ」

「どこに行きますの?」

「場所は言えないが聖獣の方のフェニックスに会いに行くんだ」

そう言ったら皆固まった。

「皆には内緒にしておいてくれよ?じゃあな」

ついて来られても困るので俺はさっさと転移した。

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