黒歌と白音の試合は途中から仙術の訓練になった。
「まだ無駄な力が入ってる、まずは気をを自由に使えるようにしなさい。その他は二の次にゃ」
「はい!黒歌お姉さま!」
仙術…気を操る訓練を見ていると兵藤が何だかイライラしだした。
「なぁ兵藤の奴何だかイラついてないか?」
「彼の考えていることはよく解らないわ」
「解りたくもありませんけどね」
リアスと朱乃と喋っていると、兵藤が文句を言いだした。
「おい!戦う気が無いなら戦うんじゃねぇ!」
「お前には関係ないにゃ」
「邪魔しないでください…」
「なんだと!!」
兵藤が二人の方に行こうとしたので…
「おい…」
「なんd…ぐはっ!!」
兵藤の腹を殴り気絶させた。
「おとなしく出来ないのかこいつは…」
気絶した兵藤を担ぐ。
「ヒョウガありがとにゃ」
「ありがとうございますヒョウガさん」
「気にするな。それよりも黒歌、気の扱いを教えるなら試合を終わらせてからにしてくれ。こいつが暴れられても困るからな」
担いでいる兵藤を指でさす。
「分かった。この試合棄権するにゃ」
「この試合、白音ちゃんの勝利だ」
「さぁ白音、私たちの試合は終わったからしっかりと気の扱いを教えてあげる」
「ありがとうございます黒歌お姉さま」
黒歌は白音に気の扱いを教えるため運動場の端っこに行った。
「次は私達の試合ですわね」
「早速やりましょう」
朱乃とレイナーレはサー兄が合図する前に戦い始めてしまった。
「レイナーレの奴ずいぶんと張り切ってるな…シルバ達の試合を見たからか?」
「朱乃も似たような感じね」
「ところでお兄様が担いでいるそれはどうするつもりですか?」
「…屋上にでも置いて来よう」
俺は屋上に行き兵藤を置いた。