小説『ハイスクールD×D 氷の不死鳥』
作者:闘魂()

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冥界に戻ってきた俺は1日休んで疲れを癒した後、パーティーの料理を作っているのだが俺以外料理を作る人が居なかった。

「1日休ませてくれたのはうれしいがパーティーをするのが今日の夜って早すぎだ!シルバ、フェニックス家に行って料理長を連れてこい!俺一人で大量の食材を調理できるか!!」

「任せろ!」

シルバが料理長を連れてくるために走って行った。

シルバが料理長を呼びに行っている間も俺は食材を調理し続けた。


2〜3時間ぐらい経ち料理長が来た。

「料理長、呼び出して悪いとは思うが手伝ってほしい。この量を一人で調理するのはきつい」

「お任せください。ヒョウガ様と一緒に料理ができるなんて光栄なことですから」

料理長が手伝ってくれて残り100人前位あった食材を調理していった。

そのとき俺と料理長は残像が出来るくらい早く動き回っていたと後から聞いた。


夜になりパーティー参加者が集まって来た。

「ヒョウガ君来たよ〜☆」

「いらっしゃいセラ姉、パーティー会場はあっちだ」

「教えてくれてありがと」

セラ姉にパーティー会場の場所を教えた後、俺は会場の端っこに行きジュース(未成年のため)を飲んだ。


周りを見てみるとフェニックス家、グレモリー家、シトリー家の親組やその関係者が料理をつまみながら仲良く喋っていた。

「皆楽しそうでよかったよ」

俺の肩に乗っているフレアに喋りかける。

「キュルル?」

「俺は参加しないのかって?今日のパーティーの料理を作るのだけで疲れたよ」

そう言ってフレアを撫でていると周りが騒がしくなって来た。

少しだけ気になったので騒がしくなっている所に行ってみると何故か兵藤が暴れていた。

「…おいリアス、兵藤を呼ぶのはいいが暴れさせるなと忠告したはずなんだが?」

「私は呼んでないわよ?それにもし来るなら問題を起こさないように言ったわ。問題を起こせばヒョウガがあなたを始末するってね」

「その結果がこれか…一応兵藤はリアスの眷属だから聞いておこう、アレを始末するがいいな?」

「…彼はヒョウガを侮辱しフェニックス家も侮辱しその次はこのパーティーを台無しにした。流石に私も我慢の限界よ。……あれはもう私の眷属じゃないわ」

「ならあいつははぐれ悪魔として討伐させてもらう」

リアスにそう言って暴れまわっている兵藤の所へ向かった。

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