小説『ハイスクールD×D 氷の不死鳥』
作者:闘魂()

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研究施設に乗り込み奥に進んでいくとエクソシストが30人ほど出てきた。

「侵入した悪魔だ!」

「消滅させろ!!」

エクソシスト達は全員光の剣をだし襲いかかって来た。

「結構な数だなヒョウガ。どうする?」

「俺が蹴散らす。シルバはそこから動くなよ?動いたら巻き込まれるからな。…|氷柱(つらら)の雨」

相手の頭上に鋭く尖った氷柱を大量に作り、それを降らせた。

「ぎゃあぁぁぁ!!!!!」

「助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

降らせた氷柱が次々とエクソシストに刺さっていき辺り一面血の海になった。

「先へ急ぐぞ。どこかに聖剣の研究をしている奴が居るはずだ」

「結構広いから一部屋ずつ調べて行くか」



片っ端から部屋を調べて行くと鋼鉄の扉があった。

「ここだけ鋼鉄の扉だ。しかも厳重に鍵を掛けている」

「怪しいな。とりあえず扉を壊すか…オラァ!!」

ドカッ!!

シルバが扉を殴り破壊したと思ったが扉は傷一つ付いていなかった。

「傷一つ付いて無いだと!?結構力を入れて殴ったはずなのに…」

「俺も試してみよう…ハッ!!」

ズガン!!

扉を蹴り飛ばす勢いで蹴りを放ったが扉は飛んでいくどころか凹んですら無かった。

「…これは結界だな。関係者以外は入れないようにしている。だからいくら攻撃しても無駄みたいだ」

「どうするんだ?ここ以外の部屋は調べたから後はここだけなんだぜ?」

「聖剣やエクソシストに関係するものは聖なる力だ。だったらエクセリオンブレードで扉を切り捨てればいい。扉を壊せば結界も解けるみたいだからな」

エクセリオンブレードを出し扉を斬ると扉が真っ二つになり結界が解けた。

中に入ると散らばった資料だけしかなかった。

「中は資料だけか」

「研究者は居なかったな」

「そうだな。だがこの資料…聖剣を使うための因子についての研究資料みたいだから集めてくれ。この資料を読んでさらわれた子供がどうなったのか知りたい」

「確かにな。門番は子供はすでに死んでいると言っていたが死体すら残って無いのはおかしいな。任せろ」

部屋の中にある資料らしき物を全部集め関係のない物を捨てて行き、残った聖剣関係の資料を読むと子供たちの事が分かった。

「子供から因子を抜く時激痛に襲われてショック死するみたいだ。そして死んだら海に捨てるらしい」

「腐ってやがる」

「ついでに堕天使も関わっていて俺たちに喧嘩を売るつもりらしい。ここから出て皆に報告するぞ」

研究資料だけ懐に入れ俺たちは研究施設から出た。

「フレア居るか!」

「キュルル」

呼んでみるとすぐに来てくれた。

「この建物を跡形もなく消し飛ばしてくれ」

「キュルル!」

フレアは頷くと研究施設に向かって炎を放った。

炎は一瞬で燃え上がり研究施設は消し炭になった。

「よくやった。フレアにシルバ、オカ研の部室に転移するから魔法陣に入れ」

描いた魔法陣にフレアとシルバが入ったのを確認し俺たちはオカ研の部室に転移した。

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