小説『ハイスクールD×D 氷の不死鳥』
作者:闘魂()

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オカ研の部室に転移すると皆が駆け寄って来た。

「ヒョウガさんにシルバさんどうしたんですか!?血まみれじゃないですか!?」

「これは返り血だ。それよりシャワーを借りてもいいか?服がべたついて気持ち悪い」

「いいわよ。どっちが先に使うの?」

「シルバが先に使え」

「お言葉に甘えさせて貰うぜ」

シルバは服を脱ぎバスタブに入った。

「それでヒョウガは何をしていたの?」

「最近子供が行方不明になっている事は知っているか?」

「えぇ知っていますわ。それがどうしたのですか?」

「気になってフレアに空から調査させていたら子供をさらっている連中を見つけてな?そいつ等を追跡したらある島に着いたんだよ。島の奥に進んでいくと研究施設があってそこには、はぐれだと思うエクソシストがたくさん居た。門番のエクソシストにさらった子供の行方を聞いたらこう言ってきやがった「連れ去られた子供はとある因子を持っていてそれを抜くために今頃殺されている」ってな」

「とある因子ってもしかして聖剣を扱う為の物って言ってなかったかい?」

とある因子について裕斗質問して来た。

「その通りだ。それを聞いた俺たちは研究施設に乗り込みさらわれた子供を探したが居なかったよ。その代わりこの資料を見つけた」

懐に入れていた研究資料を取り出す。

「この資料は聖剣を使うための因子を抜き取る方法が書いてあった。人の命を道具のように扱う屑な研究がな。ついでだが堕天使コカビエルと共に俺たちに喧嘩を売る計画まで立てていたから警戒はしておけよ」

堕天使のコカビエルが喧嘩を売って来ると聞かされ部室の空気が静まり返った。

仕方ない事かコカビエルは堕天使側の勢力の幹部だからな。

「ふぅさっぱりした。ヒョウガ、次はお前の番だぞシャワー」

「それじゃ俺もシャワーで血を洗い流すか…シルバは先に帰っていていいぞ」

「分かった」

シルバを先に帰らせバスタブのシャワーで血を洗い流した後、リアスにサー兄がこっちに来てもらうように頼みソーナの居る生徒会に向かった。

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