気持ちよく寝ていたのに何だか周りが騒がしくなってきた。
「ぅん…騒がしい」
寝返りをうつとムニュっとやわらかい感触がした。
「あん///ヒョーガ君大胆☆」
声がしたので目を開けてみると、目の前には形の良い胸があった。
顔をあげるとセラ姉ことセラフォルー・レヴィアタンの顔が目の前にあった。
「ふぁ…おはよう?セラ姉。隣に居るのはセラ姉の知り合い?」
頭がボーっとしていてまだ眠いが隣に居たセラ姉に似ている子について聞く。
「ソーたんの事?ソーたんは…」
「ソーたんは止めてください!…はぁ、私の名前はソーナ・シトリーです」
「ヒョウガ・フェニックスだ。ヒョウガでいいぞ…所で何でこんなに騒がしいんだ?」
周りを見るとレイヴェルとリアスがいつの間にかセラ姉を俺から離れさせ叱っている。
「ヒョウガが寝ている間に姉さんがヒョウガが寝ているベッドに潜り込んでそれをリアス達が見て騒ぎ出したの。それでヒョウガが起きて今に至ると言うわけです」
「なるほど」
「ヒョウガ君、助けて〜」
「俺を巻き込まないでくれよセラ姉」
「そんな〜私の胸の感触を楽しんでおいてそれは無いよ〜」
セラ姉の言葉にリアスとレイヴェルが反応した。
「お兄様どう言う事ですの?」
「ヒョウガ…お仕置きが必要みたいね」
二人の威圧感がすごくて怖い。
「…ソーナ、セラ姉に説教しておいてくれ。俺は…逃げる!」
ピュンと俺は風が通り抜けるようにその場から離れた。後ろからリアス達の声やセラ姉の悲鳴が聞こえたが無視して走り去った。
グレイフィアはしっかり後に着いて来ていた。