2回戦!蜘蛛獅子VS無敵童貞軍
「さぁそれでは2回戦に参ります!」
1回戦全ての試合が終わり、次は2回戦だ。
出番である俺と燕は武舞台に上がる。反対側からはヨンパチと鉢屋が上がってくる。
「さぁ〜て、いきますか!」
「あぁ。燕」
「なに?」
「俺だけでやろう。後ろに下がっててくれ」
「えっ?」
俺が言った事にキョトンとする燕。
「この後にはデス・ミッショネルズとの戦いあるからな。燕は温存してな」
「…なら御言葉に甘えさせてもらうよん」
そう、話をしていると…
「くっ…この2人が相手なのか…だが、請け負った依頼は必ず果たす。それがニンジャの役目」
鉢屋はやる気になったのか目つきが変わる。
「2回戦第1試合、蜘蛛獅子VS無敵童貞軍…はじめっ!」
「ではいくぞ松永…八神!」
鉢屋は分身をしながらこちらに攻撃を仕掛ける。
「凍れ」
ピキィィィン!
「何!?」
鉢屋の分身達が凍った。
「何と!鉢屋の出した分身が凍りついたぞぉ!」
「あれは気を冷気に変換しているな(だが、あの凍り具合……かなりの高濃度の気を使っているな)」
モモ先輩が真剣な表情で俺を見ているな。
まぁ、いいけどな!
カチャ
刀を抜く。
「まぁ2人仲良く凍りつけ☆」
「ひぃ!?や、八神!?お、お、俺達……クラスメイトだよなぁ!?なぁ!?」
必死に俺に言ってくるヨンパチ。
「ヨンパチ…」
俺はヨンパチを見る。
「この大会に出たんだ。自分が攻撃される覚悟ぐらいしろ」
「ひぃ!?」
コォォォォォォォォォ
刀に冷気が集う。
「この一撃で終わらせる!絶氷の剣!
断罪の剣!
その身に刻め! 八神流剣術奥義!セルシウス・キャリバー!!!」
氷で固め、2人を叩きつけた後、斬り捨てる。
「うぐぁあああああ!」
「優勝賞品!!!!!!!うぐわぁ!」
ドサッ!
「これは瞬殺、勝者、蜘蛛獅子!!」
俺達の圧勝だった。