小説『真剣で私に恋しなさい!〜転生させられしもの〜』
作者:レイフォン()

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2回戦第2試合〜第4試合




俺と燕は試合に勝ったので、一旦水分補給のため、飲み物を飲んでから控え室へと帰ってくると…2回戦第2試合が始まっていた。

俺と燕の目に映ったのは、

上空にいる与一が弁慶と板垣辰子に掴まれ、そのまま地面へと叩きつけた場面だった。

ズドーン!ドスーン!

「決まったー!!凄いツープラトンだ!」

煙が舞う。そこへ清楚が駆け寄る。

「だ、大丈夫、与一君!」

「大丈夫大丈夫、いつもよりもちょっと痛いぐらい…ね、与一」

弁慶は倒れている与一に話しかける。

「も…もう…あね、ごとは…戦いたくねぇ…」

ガクッ

そういいながら与一は完全に気を失った。

「ほっ…ひとまずは無事みたい」

「置き去りにされた葉桜選手がうろたえています」



――控え室

「一体何があったのかな?」

「……おそらくだが、石田や羽黒にやっていたダブルラリアットを与一が避けるために上空に。だが、そこをどちらかに予想されていて、上空に蹴りあげられ、そのまま上空から……ツープラントを食らったってところか」

「……何か見ていたような感じに言うね」

「与一があんな上空まで飛んで避けれるはず無いしな。考えられるとしたらこれぐらいだ」

「…う〜ん、これはどうしようか」

「弁慶達との戦いを誰かが撮っていたか聞いているよ」

俺は携帯を取り出し、大和にメールを送る。するとすぐにかえってきた。
内容はスグルがカメラで撮影してたからノートPCを取りに来てくれというものだ。



――第3者SIDE――




――武舞台

「さーて次は俺達だが…さすがにきっついな」

「なにせ予備の弾薬も、ロクに残ってないからな」

「くわえて相手は義経と京だろ…やべーやべー…まーでもどうせ戦うんだ」

「応!前のめりに死のうぞ!」

そう、大友は国崩しの連射によって弾薬が尽きているのだ。だが、翔一と大友は負けるのはいいと思っており、戦うならとことんだ!と言わんばかりの意気込みであった。

そして、義経と京の源氏紅蓮達と素手と足で正面から突撃し玉砕された。
しかしその堂々とした戦いぶりで、観客から大きな拍手をもらったのであった。



そして、ミステリータッグ対チャレンジャーズは、ミステリータッグの棄権によってチャレンジャーズは不戦勝となり、準決勝へと進むのであった。


――第3者SIDE OUT――




試合が続く中、俺達はというと…スグルから借りてきたPCで先ほどの弁慶と与一の試合を見ていた。
案の定、俺が予想した通りになっていた。燕はこれを見て、何かを思いついたのか悪い顔をしていたが……気にしないでおこう、うん。

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