小説『真剣でD×Dに恋しなさい!『完結』』
作者:ダーク・シリウス()

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「では、次は我が行こう。辰とやら、一緒に戦ってはくれるか?」


「戦うよー、一誠君を取り戻すんだから!」


「その心意気だ!行くぞ!」


九鬼揚羽と板垣辰子が第四試合の選手として前に出た。対して幽幻龍騎士団からは・・・・・


「じゃあ、ボクが行くね!」


「私も!」


二人の少女が出た。その内の一人が小さかった為・・・・・


「おお・・・・・!なんだ、あの幼い幼女は・・・・・!一誠さん、貴方は一体・・・・・!」


「準〜?」


「はっ!す、すいません!」


井上準が激しく反応した


「では、名乗りをあげい」


「我は九鬼揚羽!」


「板垣辰子だよ〜」


「『幽幻龍騎士団』マテリアルLの雷神の襲撃者、レヴィ・ザ・スラッシャーだよ!」


「『幽幻龍騎士団』スバル・ナカジマ!」


「では、尋常に第4試合を始めるぞい―――勝負開始!」


「この勝負、勝たせてもらう!」


「一誠君を返してもらうよ!」


「嫌だ!」


「イッセーは渡さないよ!」


スバルは空に青い道を走らせるとその上に蒸気を吐き出すマフラーを備えたインラインスケート型を

装着した状態で掛け走った。


「一誠の家族は不思議な能力を持つ者が豊富のようだ!―――面白い!」


揚羽はドラゴンの翼を出すとスバルを追い掛けはじめた。辰は全身に青い光を発光して全身鎧を纏い始めた。

その光景にレヴィは警戒を強めた


「パワーを感じるよ!ボクもパワータイプだから負けていられない!」


鎌の刃が青白い武器を握り辰へ空を飛びながら向かって行く


「でやあああああああ!」


「ああああああああああああ!」


辰が叫ぶと背中に青いオーラが集まりだして形を成していく。出来上がったのは6対12の青い翼だった。


「―――へ?」


「いけえええええええ!」


そう言うと青い6対12枚の翼が分離して銃口を覗かせた。その銃口から青いオーラが見えて

―――12の砲門から青いビームが発射された


「うわっ!?」


間一髪に辰の攻撃をかわしたレヴィだが、背後に一誠達がいる事を後に気づく


「あっ!」


「・・・・・まったく」


嘆息する一人の少年が指をパチンと鳴らすと複数の魔方陣が発現して一誠達に向かって行った

辰の攻撃を防いだ


「レヴィ、気を付けてよ」


「うっ、ごめんなさい・・・・って!また来たぁ!」


ドウッ!ドウッ!ドウッ!


「くっ!このぉ!」


次々と来るビームに悪戦苦闘する。1つのビームをかわすともの凄い速さで空高く上昇して


「今度はボクの番だ!」


レヴィは得物を上に翳す。その瞬間、上空に青白い雷が発生して雷が槍状の形に成り、

稲妻の如く辰に向かった。


「あああああああああああああああああ!?」


雷の槍が直撃して苦しむ辰。そんな辰にレヴィは腕を突き出して

手のひらの先に魔方陣を展開した。―――刹那


「雷刃封殺爆滅剣っ!」


バチバチバチバチッ!ピッシャアアアアアアアアアアアアアアンッ!


雷が辰を包み込んだ。


「辰さん!」


「「・・・・・」」


「厳しいですね・・・・・」


「あんな幼女がこんなに強いなんて有りかよ?」


「また、負けちゃったの・・・・・?」


燕達が辰の戦いを見てショックを受けていた。濛濛と煙が立ち込める中


「・・・・・い」


「え?」


「絶対・・・・・」


「辰・・・・・さん?」


「・・・・・負けない」


煙の中から辰の声が聞こえた


「一誠君を・・・・・渡さない・・・・・!」


カッ!


「絶対に負けない!一誠君を渡さない!」


辰が声を張り上げたと同時に、一瞬の青い光が煙を吹き飛ばした。


「おおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああっ!」


ドクンッ!


「―――まさか」


「・・・・・成る?」


「ああ、あいつは―――ドラゴンになる」


青い光がいっそうに輝き辰の姿を隠した。すると、光がどんどん大きく成ってその光景を燕達は静観する。

そして、光が収まるとそこにいたのは


『グオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』


青い身体の龍がいた


「辰さんが・・・・・ドラゴンになった・・・・・」


「これは・・・・・予想外ですよ」


「ああ、誰も思わなかった事だぞ」


「えっ?えっ?どういう事だよ?こんなの聞いていないよー!?」


「フハハハハ!辰がドラゴンになるとはな!」


「なっ、何で!?」


今まで空で戦っていた揚羽とスバルが地上に降りて来て辰の姿を見て笑い、驚愕する


「スバル!あんなの聞いていないよ!」


「私だって知らなかったよ!?」


「レヴィ!スバル!」


「「えっ?」」


ドドオオオオオオンッ!


完全な不意打ち。二人の背後から強烈な衝撃を受けた。その衝撃を放ったのが・・・・・


「ふっ」


九鬼揚羽だった。


「ぐっ・・・・・!」


「このぉ!」


「我の力でも通じる者もいると分かった。―――この勝負、我等の勝ちだ!」


「まだボク達は負けていないぞ!」


「そうだよ!」


「フハハハ!なら、我を倒してみろ!」


「言われなくても!」


「ボク達の力を舐めるな!」


スバルとレヴィは揚羽に攻撃を仕掛けた。―――揚羽の口の端を吊り上げている事を気づかずに・・・・・。


「はあっ!」


「でやあああっ!」


スバルとレヴィは拳と鎌を振るい揚羽に突き付けた


「甘いわっ!」


レヴィの鎌を紙一重でかわしスバルの拳を受け流し


「はぁぁ!九鬼雷神金剛拳!」


「ぐあっ!」


「がっ!」


揚羽の必殺技を二人の急所に直撃した。


「つぅー!」


「強い・・・・・!この世界にもこんな強い人がいるんだね・・・・・」


「フハハハ!貴様達の世界のレベルは知らんが、この世界を舐められては困るからな!」


「でも、楽しく成ってきたよ!」


「こっちも必殺技を出さないといけないみたいだね!」


「お前達、忘れてはいないか?」


「何をだい?」


「この勝負はタッグマッチだと言う事だ」


「―――っ!?」


『おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』


二人の背後にいたドラゴンと化となっている辰は口内から青い息吹を吐いた。二人は瞬時に背後に振り返って

魔方陣を展開して辰の攻撃を防いだ。―――が、その行動が間違っていた


「ふっ」


「――っ!」


「一誠、お前の技を習得して我は新たな技を得た。見てくれ!―――爆炎龍昇天砲!」


龍と化となった膨大な質量の炎がスバルとレヴィに向かった。自分に向かってくる炎を見て二人は

避けれないともう片方の腕を炎に突き出し魔方陣を展開して―――


「トライデントスマッシャー!」


「ディバイン・・・・・バスター!」


三ツ又の矛状の直射系の魔法砲撃と膨大な魔力の砲撃を撃って炎の龍に直撃させた


ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!


その瞬間、大爆発が発生して4人は巻き込まれてしまった。


「レヴィ!大丈夫!?」


「うん!何とか―――」


ドスンッ!


レヴィの声が途中で途絶えた。いや―――


「ぐふっ・・・・・!?」


「・・・・・九鬼五連雷神金剛拳」


揚羽の攻撃にスバルはレヴィの声が聞こえなくなったからだった。一拍して


ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!


スバルの体に衝撃が連続で与えられる同時に雷も発生してスバルの全身に駈け巡る


「ぐああああああああああああああああっ!?」


拳と雷のコンボがスバルを襲った。そのコンボを受けながら一誠達の方へ黒煙の中から吹っ飛んで行った


『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』


突然の咆哮が黒煙を吹っ飛ばした。煙が消えるとそこには青いドラゴンと氷漬けになっていたレヴィがいた。


「―――スバル・ナカジマ、レヴィ・ザ・スラッシャー。共に戦闘不能により勝者、

九鬼揚羽と板垣辰子の勝利!」


「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」


川神学園の全校生徒と教師、テレビ関係者、一般人が大歓声をあげた


「―――まずは一勝目、勝負は此処からだ・・・・・!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「彼女達は想いの力が強いようだな」


「ええ、でなければドラゴンになれないわ」


「我等も想いの力は負けんぞ」


「ふふ、嫉妬?」


「・・・・・ふん」


「彼女達を責める事はないね。彼女達も頑張ったんだから」


「ああ、だが、修行の量を増やせねばならないな」


「あはは、お手柔らかにね?」


「レヴィを助けないとね。九重、よろしく頼むよ」


「うむ!」


「第五試合は誰が行く?」


「はい!私も戦ってみたいですわ!」


「レイヴェルか、じゃあ他に―――」


「私が出よう」


「ベルゼブブ、貴女が行くの?」


「ダメか?向こうには刀を持つ者がいる。実力を知りたいのだ」


「彼女は『剣聖黛十一段』と異名を持つ剣士の父親の娘だ。何でも父親より強いらしいぞ」


「ほう、それは楽しみだ。イッセー、彼女と戦った事があるか?」


「剣の腕が鈍っていた時に一度だけ戦ったよ。その時―――俺の肩腕を斬りおとしてくれた」


「お前の腕を・・・・・?」


「『封龍剣「神滅龍一門」』と『龍喰者の究極龍殺し』を使った上でだ」


「・・・・・」


腰まで伸びた深緑を結んだ女性は口の端を吊り上げた


「・・・・・面白い、あいつは私が相手をしよう」


「一誠が鈍っていた時に腕を斬りおとすなんて・・・・・強いわね」


「ああ、俺が認めている程の実力者だ。ベルゼブブ、お前もきっと気にいる筈だ」


「一誠のお墨付きか・・・・・。ふふ、楽しみだ」


ベルゼブブは由紀江を見詰めた。―――獲物を狙うように


「・・・・・っ!?」


「どうした?まゆまゆ」


「・・・・・誰かに見られている様な視線を感じました」


「・・・・・周りが私達を見ているぞ?」


「そ、そうじゃないんです。私だけを狙って見ている様な感じがしたのです。

とてつもなく強い視線で・・・・・」


「もしかして、一誠の家族の誰かじゃないのか?」


「・・・・・かも、知れません」


「次は僕が出るよー!」


「そうですか、気を付けて下さい」


「頑張れよ」



「うん!絶対に勝ってくるよ!トーマと準、一誠の為に!」


「わ、私も出ます。きっと私が出ればこの視線を向けてくるイッセー先輩の家族が

現れてくるかもしれませんから」


「まゆっち、頑張って!私も頑張って応援するから!」


「イヨちゃん・・・・・。はい、黛由紀江。行きます!」


二人はグラウンドの中央に移動する。『幽幻龍騎士団』からも二人の人物が前に出てきた


「両者、名を名乗りなさい」


「1−Cの黛由紀江です」


「2−Sの榊原小雪!」


「『幽幻龍騎士団』レイヴェル・フェニックスですわ」


「『幽幻龍騎士団』四大魔王の一人、ベルゼブブだ」


「魔王ー?」


「私は―――悪魔達を束ねる魔王の一人だ。しかし、『元魔王』だがな」


バサッ!と蝙蝠の翼を背中から出して証明した。その翼を見て由紀江の顔が強張る


「悪魔・・・・・魔王・・・・・イッセー先輩の家族にそのような方がいらっしゃるなんて・・・・・!」


「お前と戦ってみたかったぞ、黛由紀江。一誠の腕を斬りおとした一人の剣士」


「―――っ!では、さっきの強い視線の正体は貴女だということですか・・・・・!」


「私も刀剣を使う。同じ者同士と戦うのが家族以外で久しぶりだからな」


「・・・・・っ」


「一誠のお墨付きのお前の実力、調べさせてもらうぞ」


「第5試合―――レディ、ファイッ!」


鉄心の試合開始の合図と同時に由紀江は刀を鞘から抜き放ち闘気を纏い始めた。


「ほう・・・・・」


対してベルゼブブは腰に帯剣している鞘を握ったまま由紀江の闘気を感じて小さく漏らす


「(一誠の言った通り、こいつは強いな。あいつらと同等か少し前ぐらいの剣の腕だ)」


「刀を・・・・抜かないんですか?」


「抜いて欲しくければお前の力を見せてみろ」


「―――行きます!」


由紀江はベルゼブブに向かって駈け走り刀を振り下ろす。その刀に刀を差した鞘で受け止めるベルゼブブ。


「はぁああああっ!」


ほぼ同時に12の剣閃がベルゼブブを襲う。


「速いな」


そう言いながらも容易く鞘で受け流す


「そんな、所見で12斬全てを!?」


「このぐらいは誰でも防げる」


鞘を由紀江に振り下ろす。その速度は神速。由紀江は何とか防ぎ、受け流すと、ベルゼブブの攻撃を耐えきる


ガキキキキキキキンッ!


「ぐっ・・・・・!速い・・・・・!重い・・・・・!」


「―――」


「っ!?」


由紀江はベルゼブブがボールを蹴る動作を見た瞬間、その動作は一度だけ一誠があの『技』を出した時と同じ

モーションだと理解し瞬時に横にかわした。―――刹那


ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!


肉眼で見えるほどの巨大な鎌風が起こり、残りの校舎の半分が全て斬れ、吹っ飛ばした


「今の技は・・・・・イッセー先輩の攻撃・・・・・!」


「『嵐脚』、この技は一誠が考えた技だ、それを私は習い習得した。剣(つるぎ)と成るものを

全て私は習得している」


「食らえー!」


「そんな攻撃など通用しませんわ!」


ベルゼブブと由紀江の離れた場所では炎と氷の合戦が真っ最中だった


「黛由紀江」


「はい」


「この攻撃を防ぐか、受け流したりできたら刀を抜こう。―――構えろ」


「・・・・・」


ベルゼブブの指示に従い刀を前に構える。とてつもなくとんでもない攻撃を放ってくると気を、

神経を研ぎ澄ませ相手の動きや筋肉を逃さず集中力を高め警戒する。そんな彼女にベルゼブブは口を開く


「いくぞ」


チンッ


親指で鞘に差している刀の鍔を少しだけ動かして刃を覗かせると直ぐに戻した


「・・・・・?」


その行動に由紀江は怪訝な表情を浮かべた。―――刹那


キンッ!ババババババッ!


「―――っ!?」


由紀江の全身に刀で斬られた傷が生まれ血が噴き出した


「居合い斬り、『無拍子』」


「・・・・・っ・・・・・!?」


精神を振るい立たせて刀を杖代わりにして地面に倒れる事を堪えた


「・・・・・1つだけ無自覚で防いだか・・・・・。しかし、それでも見事だ」


「はぁ・・・・・!はぁ・・・・・!はぁ・・・・!」


「―――約束通りに刀を抜こう」


シュランッ・・・・・


「誇るがいい、この世界で私に刀を抜かせたのはお前が初めての人間だ。―――だが、それでも残念だ」


「はぁ・・・・・、はぁ・・・・・?」


「私は未だ、本気すら出していないのだからな。刀を抜かせても本気は出さない」


刀の剣先を由紀江に突きつける


「久々にそれなりだが楽しかった。この世界にお前みたいな剣士がいる事を知れた」


「・・・・・っ」


「さらばだ」


ベルゼブブは由紀江を通り過ぎた際に一言漏らすと峰で刀を折り身体を切り払った。結果、

由紀江は支える物を失い地面に倒れ込み気を失った。



―――レイヴェル対小雪


「ええい!」


「せやああーっ!」


氷と炎のぶつかり合いが収まらなかった


「イッセーは絶対に渡さない!」


「イッセーさまは私達の家族なんです!貴女達なんか渡しません!」


「僕達もイッセーの家族なんだ!」


炎の翼と白いドラゴンの翼を出して空を飛び攻撃しあう二人


「貴女には私達の気持を知らない!イッセーさまと引き離されたあの時の悲しみを!辛さを!絶望を!」


「知らないよ!僕はキミじゃないんだから!それに僕だって辛くて悲しくて寂しい時があったよ!」


魔力で構築して作り上げた雷をレイヴェルに放つ。その雷をかわして迎撃に炎の塊を撃つ


「僕が小さい時に大好きなお母さんに虐待されて、大好きなましゅまろを持って河原で遊んでいた男の子達が

羨ましくて僕は一人の男の子に『ましゅまろをあげるから入れて』と仲間に入れてくれるように言ったんだ!

でも、その男の子は僕を仲間に入れてくれなかった!何日も何日も頼んでも!・・・・・結局、僕は仲間に

入れてもらえず何日もお母さんに食べさせてくれなかったからお腹空いて倒れた・・・・・」


「・・・・・」


「だけど、そんな僕に助けてくれたのはイッセーなんだ!美味しいご飯を食べさせてくれたり、友達に成って

くれたり、一緒に遊んだり、トーマと準を出会わせてくれた!イッセーがいるから今の僕がいるんだ!」


巨大な魔力を生みだし氷塊を作り上げる


「だから、だから僕の大好きなイッセーを僕達から引き離さないで!」


ユキが巨大な氷塊はレイヴェルに向かって行った


「・・・・・貴女の言いたい事もイッセーさまを想う気持ちは十分に理解できます」


レイヴェルの全身から膨大な質量の炎が現れて炎が奔流と化となってレイヴェルを包んだ。そして、

炎が形になって―――火の鳥と化となった


「ですが!私達もイッセーさまを愛しているのです!私達もイッセーさまに助けられた事があるのです!

私達もイッセーさまがいるから今の私達がいるのです!」


火の鳥と化となったレイヴェルは巨大な氷塊に向かってぶつかる。


「はあああああああああああああああああああああああっ!」


炎が氷を溶かし、レイヴェルの通り道を作っていく。―――刹那


ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!


巨大な氷塊は炎に包まれた。そこから一匹の巨大な鳥が飛び出てきた


「ゴットバード・フェニックス!」


「―――っ!?」


巨大な火の鳥はユキを飲み込んだ。通り過ぎると満身創痍のユキが現れて気を失っているのか頭から

グラウンドに落ちた


ドサッ・・・・・!


「「ユキ・・・・・!」」


「そこまで!勝者、レイヴェル・フェニックス&ベルゼブブ!」


鉄心のレイヴェルとベルゼブブの勝利宣言に『幽幻龍騎士団』は歓喜の声を上げた













「イッ・・・・セー・・・・」


ユキが一誠の名前を呼んだ声が一誠の耳に届いた。一誠はそんなユキに複雑そうな表情を浮かべて

「ごめん」と声を殺して謝った

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真剣で私に恋しなさい!! 大判マウスパッド
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