小説『真剣でD×Dに恋しなさい!『完結』』
作者:ダーク・シリウス()

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十二月二十五日(金)



―――七浜公園


『皆様おはようございます。「幽幻龍騎士団」がご用意した宿泊施設はいかがでしたでしょうか?』


朝、再び七浜公園に集ったレーティングゲームの参加者達。リーラの問いに大満足そうに

満面の笑みを浮かべ頷いた


『喜んでいただけたようで何よりです。それでは、皆様。準備はよろしいですね?』


「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」


公園から昨日以上の歓声と怒号が響き渡る


『長らくお待たせしました。レーティングゲーム予選の始まりです』


カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!


上空一面に膨大な光が七浜公園を照らす。余りにも眩い光に参加者達は腕で目を覆って光を遮る。


「・・・・・?」


光が収まった事を確認して燕は辺りを見回した。


「・・・・・えっ」


辺りは一面『海』。燕達が立っている場所は立っていられるほどのスペースしかない岩場。そして目の前には

上空に続いている長い階段。その階段の先には―――巨大な球体が浮いていた。更に視線を変えると

燕達と同様に参加者達が岩場に立っており目の前に長い階段が上空に浮いている巨大な球体へと続いていた。


「何時の間に・・・・・」


「あの膨大な光によって私達は此処に飛ばされたのでしょう。しかも辺り一面は大海原。

日本からかなり離れた場所にいると思います」


『その通りでございます』


「うわっ!」


『皆様がいる場所は太平洋です。予選はなるべく人がいない場所で行う事が重要でしたので皆様を

太平洋まで移動させました』


「・・・・・なるほど、計画性だな」


『これよりレーティングゲーム予選「バンデモニウム・ラビリンス」を始める前に予選の

ルールを説明します』


「―――万魔殿の迷宮?」


『ルールは至って単純です。「バンデモニウム・ラビリンス」を抜け頂上に先着16チームが辿りつく事が

予選突破です』


「競争という事ですね」


『時間は無制限、攻撃は自由です。相手と遭遇したら攻撃をしても構いませんししなくても構いません。

加えて高所恐怖症、乗り物酔いの方も公平に競えるように「バンデモニウム・ラビリンス」全体に

魔法を施してあるので症状を起こす事はありません』


「うむ。公平で競わせるとは一誠も考えたな」


『―――ですが、一つだけ注意事項があります』


「何だろう、嫌な予感が・・・・・」


『既にお気づきに成られている方もおりますでしょう。「バンデモニウム・ラビリンス」、

日本語で言いますと万魔殿の迷宮です。つまり、迷宮の中には多くの魔物が住みついている魔の巣窟。皆様に

合わして倒せるレベルにしてありますが攻撃を受けたら当然ダメージを追います。最悪、死に至るでしょう』


「ただの競争ではないのか・・・・・」


『「バンデモニウム・ラビリンス」は一定時間が経つと仕掛けが発動し、罠もございますので御注意を。

そして迷宮に入った瞬間、周りは敵だらけでございます。味方は自分のチームのみ。助け合い、頂上に

進んで下さい。もし、棄権をしたいのであれば―――いまの内に棄権する事を勧めます。16チームが

頂上に到着しない限りゲームは終わらないようにプログラムをしておりますので迷路に迷い敵や

魔物に追いかけられ仲間が殺されても続きます』


「棄権なんてしないよ!一誠さんの為にね!」


『それではレーティングゲーム予選「バンデモニウム・ラビリンス」―――開始です』


リーラが予選開始の言葉を告げた。ゲームの参加者達は猛進と「バンデモニウム・ラビリンス」に

続く階段を登る


「行くよ!『川神・F・ドラゴンズ』!」


「「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」」


矢場弓子、葵冬馬、井上準、榊原小雪、松永燕、川神百代、九鬼揚羽、板垣辰子、黛由紀江、大和田伊予、

小島梅子、計11名の川神・F・ドラゴンズが階段を登りつめる。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



―――風間ファミリーチーム


「うっはー!マジで迷宮だな!?すげぇぞ!」


「兵藤の家族はこんな物までも作れるとは・・・・・凄いとしか言えんのう」


「中は立体的な迷路となっているのか・・・・・」


「あのメイドは頂上と言っていたな」


「うん、頂上は上にあるってことだね」


「それじゃあ、上に目指していけばいいのね!なんだ、意外と簡単な予選じゃない!」


「そんな簡単に行く訳が無いよ。仕掛けと罠があって、魔物がいるんだからさ」


「魔物が出たらワタシと総代に任せなさイ」


「そうじゃの、子供は後ろに下がっておれ」


「クリスお嬢さまもそうですよ」


「うむ、我が愛しいクリスに怪我でもしたら正気ではなくなる」


「お父様!マルさん!自分は戦えます!」


「そうよ、お爺ちゃん!アタシだって戦えるわ!」


「ダメじゃ、これはゲームでも生死に関わるゲームじゃ」


「一子はワタシ達のサポートをしてくれればそれでいいネ」


「でも―――」


ゴルルルル・・・・・ッ


「・・・・・どうやら早速お出ましのようだぜ、魔物とやらがよ」


迷宮の中で唸り声が聞こえた。風間ファミリーは戦闘態勢に入った。闇の中から巨大な猛獣の顔が出てきた。


ズンッ!ズンッ!


「・・・・・犬?」


「―――いや、あれは」


グルルルル・・・・・ッ


ウウウウ・・・・・ッ


更に闇から出ると巨大な猛獣の首がもう二つ同時に唸りを上げながら現れた。


「三つ首を持った犬―――ケルベロス!」


「げっ!地獄―――冥府の入り口の番犬と言われている魔物じゃん!?」


「早速、大物が来たようじゃのう。この歳になって凄い生物と戦う事に成るとは長生きするもんじゃわい」


ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!


「ちょっと大和!私達でも勝てる魔物を用意したんじゃないの!?」


「俺達が『勝てる魔物』。つまりは俺が勝てる魔物もいれば学長クラスの実力者でも勝てる強い

魔物がいるってことだ!」


「詐欺だ!絶対に詐欺だわ!」


ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!


三つ首の犬、ケルベロスが口から灼熱の炎を吐きだす。風間ファミリーは急いで炎から逃げる


「マジで炎を吐きやがったぞ!?SFかってぇの!」


「はっはっは!すげぇ!俺は何時かこんな冒険をしてみたいぜ!マジで命を張った冒険を!」


「ふむ、この犬を倒せば頂上につくかのう?」


「番犬ですからネ。見て下さイ、奥に扉がありまス。この犬は文字通りあの扉を守る為の番犬でしょうネ」


「なら、この犬を倒す事は変わりないな」


「猟犬と称されている私の力を思い知りなさい!」


風間ファミリーVSケルベロスの戦いが始まった



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



―――エンペラーズ


「フハハハ!一誠殿とその家族は凄い!」


「一ヶ月で此処まで立派に構造するとは中々ですね」


「うむ!我が見込んだイッセーはこうでなくてはな!」


「おや、紋様は彼の事がお気に入りのようですね?」


「ああ、是非とも九鬼家に居て欲しい人材だ。皆、よろしく頼むぞ」


「はい、お任せ下さい」


暗く細い通路を進む英雄達。―――刹那、先頭にいたヒュームが立ち止まった。


「む、どうしたのだ?」


「お下がりください。どうやら、魔物が近づいてきております」


眼光を鋭く眼前に向けるヒューム。


シャアアアア・・・・・


「・・・・・蛇?」


「いえ、違うようです。それもかなりの数が―――」


クラウディオが言い掛けたその時、通路の奥からヒューム達に向かってもの凄い速さで移動する

魔物が続々と出てきた。


「―――私が出ましょう」


「ああ、お前が適任だろう」


ヒュームが肯定し一歩下がった。そして、一歩前に出たクラウディオが手を巧みに動かす。魔物達は獲物を

捕食しようと目の前の人間に飛び出した。


―――ズババババババババババッ!


が、飛び出した次の瞬間は魔物の頭から尾まで細い何かで斬られ絶命していく。更に後ろから続々と現れる

魔物は手を動かすクラウディオに倒されていった。


―――数分後


「もう、来ないようですね」


「にしても、凄い数で現れたな」


「それにしても、やはりこれはゲームですね。魔物が溶けていきますよ」


クラウディオが倒した魔物達の数多の死骸がブクブクと泡を立てて溶けていった。

最後は魔物が最初からいなかったかのように通路は静かになった


「痕跡を残さない為か?」


「さあ、それは解りませんが先に進みましょう。此処でまたじっとでもしたら―――」


―――シャアアアア・・・・・


「あんな感じでまた現れてきそうですからね」


ズババババババババッ!



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



―――川神・F・ドラゴンズ


「せいっ!」


ドゴンッ!


一方、川神・F・ドラゴンズは既に魔物と交戦していた。その魔物は脂肪の塊とも言える醜い魔物だった


ウオオオオオオオオオオオッ!


「―――全然効いていないようだよん」


「そりゃあ、あんだけ太っているんだ。脂肪が攻撃を緩和しているんだろう」


「斬ったら酸みたいな物が飛びだして斬った個所が再生しました」


「打撃を与えても燕のようにまったく効果が無かったしなぁ」


「うむ。手詰まりであるな。―――昔の我らだった場合の話だがな」


「さて、軍師葵冬馬。策はあるか?」


「ええ、当然ですよ。斬撃と打撃がダメなら別の方法で倒せば良いだけです」


「その方法は?」


「凍らせる事ですよ。その後は細かく斬るか砕くなりすれば問題ないでしょう」


「じゃあ、お前等に任せた」


「そうさせてもらいます。―――ユキ」


「はいはいほーい♪」


ユキが魔物に飛び出す。対して魔物は持っていた巨大な木の棍棒を振り下ろした


ドッゴオオオオオオオオオンッ!


「ほいっ!」


魔物の棍棒を横にかわして手のひらに魔力を集束しはじめる


オオオオオオオオオオオオオオオオオッ!


振り下ろした棍棒をそのままユキがいる横に薙ぎ払う様に振る。


「月歩♪」


爆発的な脚力でユキは蹴って棍棒を避けて魔物の頭上に跳び上がり


「はああああああああっ!」


いままで集束していた魔力が吹雪と変わって魔物に降り注いだ。次第に魔物の体が凍りだしていき全身が

氷漬けとなった。


「―――川神流」


その好機を逃さず百代は魔物に近づき


「無双正拳突き!」


超ストレートパンチを放った。直撃した百代の拳は凍った魔物の体を粉砕し魔物を倒した


「・・・・・はぁ〜、最っ高!」


「ああいう魔物が現れたら今の感じで大丈夫ですね」


「はい、そうしましょう」


「それにしても私達って最強じゃないかな?」


「当然だろう?元とは言え四天王が二人、ドラゴンのお前等、ウメ先生だって以前より大分強く成って

いるんだ。私達が最強に決まっている」


「加えてゾラード達が力を貸してくれる。まだその時ではないけどね」


ピポパポーン


「・・・・・ん?」


『一定時間と成りました。仕掛けが作動します』


「仕掛け・・・・・そう言えばそう言っていたな」


「何なんだろう?」


『うっふ〜ん』


『がっはっはっは』


「・・・・・はい?」


『仕掛けはわ・た・し、貂蝉ちゃんと』


『卑弥呼の歌を聞く事じゃ!』


「・・・・・な」


「「「「「「「「「「「何だってぇー!?」」」」」」」」」」」


『『では、ミュージック・スタート!』』


「―――揚羽さん!」


「うむ!皆、固まれ!」


瞬時で揚羽を中心に集まるとドーム状のバリアが現れた。途端に音が遮断された


「・・・・・た、助かったぁ」


「危機一髪でした・・・・・」


「またあの歌を聞く事に成るとは・・・・・」


「他の奴等は可哀想に・・・・・」


―――同時刻の風間ファミリー


筋肉ガチガチムチムチぱっつんぱっつん!セクハラまがいの正義!

それが漢女・漢女・漢女・漢女・漢女道!


「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」


「いやあああああああああああああっ!」


「止めろぉー!止めてくれぇー!頭がぁー!」


オオオオオオオオオオンッ!


「ケ、ケルベロスまでダメージを負わすなんて・・・・・!?」


「む、むぅ・・・・・・!耳を塞いでも歌声がぬるりと入ってくる感触がぁ・・・・・!」


―――エンペラーズ


滾る(滾る!) 滾る(滾る!) 滾る 敏感なト・コ・ロ!桜のように頬染めて純愛☆一発!


「クラウディオよ。何故、我等が耳栓などと嵌めなければならぬのだ?」


「今が必要だからですよ、紋様」


「クラウディオよ。何故、お前は冷汗を流しているのだ?」


「少し、怖い声を聞いているからですよ」


「では、耳栓をすればよいではないか」


「申し訳ありませんが、私とヒューム、桐山の分は既に紋様達がお使いに成られているゆえ、

もうないのですよ」


「なんと、それはいかんのだ。直ぐに我の耳栓を―――」


「いえ、紋様は決して外してはいけません」


「・・・・・ふと、思ったのだが」


「はい、何でしょうか?」


「どうして耳栓をしているのに我はクラウディオと会話が成立しているのだ?」


「私は相手が耳栓をしていても会話を成立できるようにしておるのですよ」


「おおー、流石はクラウディオだな!」


「ありがたきお言葉です」


「「・・・・・っ」」


ヒュームと桐山と呼ばれた執事達は紋白に顔を合わさずじっと前を向いて歩を進んでいた。顔を強張らせ、

身体を密かに震わせながら貂蝉達の歌を終わるのをずっと冷汗を流しながら待っていた。


―――戻って川神・F・ドラゴンズ


「・・・・・終わったかな」


「少しだけ開けるぞ」


バリアの一部に穴をあけた揚羽は聞き耳を立てると貂蝉達の歌が聞こえなくなくなっていた。

安全が確認しバリアを解除した


「どうやら大丈夫そうだ」


「一誠さんが考えた仕掛けなのかな・・・・・」


「いや、メイドかもしれないぞ」


「どちらにしろ、今の仕掛けで私達以外のチームは少しの間は行動不能となっているでしょう。

今の内に行動をしましょう」


「私が大和のチームにいたら・・・・・止めよう。考えるだけでも嫌だ」


「あの歌を聞くぐらいならまだ魔物と戦っていた方がマシだよん!」


と、会話をしながら川神・F・ドラゴンズは頂上に目指した。上へ、下へ、右へ、左へ、

天地をひっくり変えて移動して・・・・・結局


「全然、頂上に向かっている気がしねぇ・・・・・」


「それに、何処が頂上なのかこの構造じゃあ把握できませんよ・・・・・」


川神・F・ドラゴンズは迷宮に迷っていた


「・・・・・」


「ウメ先生、メモ帳に何を書いているで候?それも今までずっと・・・・・」


「ああ、迷宮だろう?なら、地図でも書いてこの迷宮の構造が解ればいいと思って書いていたんだ」


「・・・・・あっ、その手があった」


「・・・・・と、こんなものだ」


梅子が書いた迷宮の構造を燕達に見せた。丸い球状で、今まで燕達が進んで来たと思われる通路と階段が

正確に書かれていた


「おおっ・・・・・!」


「お見事です。ウメ先生」


「なに、あいつの為だ。私も頑張らねばならないからな」


「じゃあ、今私達がいるのはここ。―――つまり、この真上に進んでいけば頂上に着くって事だね」


「だったら、直ぐに上に行くぞ」


百代が立ち上がってそう言った。―――手のひらに気を溜めて


「・・・・・百代ちゃん?まさかだけど・・・・・」


「私も馬鹿だなぁー、最初からこうやればよかったんだ。―――川神流、星殺し!」


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!


百代が放ったビームが天井に直撃した。ビームはそれだけで終わらず次々と壁を貫いて行った


「「「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」」」


「よし!これで直ぐに―――」


ピポパポーン


「え」


『1つ、言い忘れていました。壁に穴をあけて進む事は反則と成りますので自力に向かって下さい。今回は

一度目ということで見逃しますが二度目は―――あの二人を直接そちらに向かわせて歌わせます。以上』


「「「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」」」


「・・・・・ごめんなさい」


深々と仲間に謝る百代、全員は嘆息して立ち上がり梅子の地図を頼りに頂上に向かった。


―――風間ファミリー


「・・・・・皆、もう大丈夫かの?」


「な・・・・・なんとか」


「酷い歌だったぜ・・・・・」


「あのケルベロスも既にダウンしている」


「では、今の内にあの扉の向こうに行きましょう」


マルギッテの言葉に風間ファミリーは気絶しているケルベロスの背後にある扉に赴き扉を開け放った。


「「いらっしゃーい」」


「「「「「「「「「「「・・・・・はい・・・・?」」」」」」」」」」」


「ぐっふっふっ、良く私達の部屋に来たわねぇ」


「歓迎するぞい」


風間ファミリーが入った部屋には―――迷宮の暗さとは豪い違いのピンクの光に照らされていた

ミュージックステージだった。そして、そこには貂蝉と卑弥呼がいた。


ドスンッ!


と、重い音がした。その音に反応して振り返るとさっきこの部屋に入って来た扉が壁によって

塞がれてしまった。その光景に我を返ったクリスは二人に問いだした


「おいっ!これはどういうことだ!なんで兵藤の家族のお前等が此処にいる!」


「あら、私達は仕掛け人としてここにいるのよ?」


「言わば、この部屋はこの迷宮を管理する部屋でもあるのじゃ。お主等は運が良くこの部屋に来たのじゃ」


「・・・・・では、どうして扉を塞いだのじゃ?」


「そ・れ・は・ね?」


「ワシらの歌を聞いてもらうためじゃ!」


「「「「「「「「「「「―――っ!?」」」」」」」」」」」


二人の言葉を聞いて風間ファミリーは全てが終わったとそんな絶望感が溢れた表情を浮かべた。

今度は生の二人の歌を聞く。歌声でもあの効果だったのに二人の歌う姿を見る。―――最悪だ。


「ぐっふっふ、ちゃんと私達の歌を聞いて感想を言ってくれたらご褒美をあげちゃうわん♪」


「ほれ、椅子に座るのじゃ。ワシらは何時でもどこでも歌えるから直ぐに歌えるぞい」


―――数分後


「「「「「「「「「「「ぎゃああああああああああああああああああああああっ!」」」」」」」」」」」


風間ファミリーの悲鳴が聞こえた


-71-
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