小説『うちはマダラと同じ容姿と能力を手に入れ転生しました』
作者:イクス()

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マダラside


さて、木ノ葉は攻めたし、これで五影会談が開かれるかな?
まあ、それまではゆっくりと過ごすか…
うむ…だが、さすがに1人は寂しいな。容姿や力はマダラといっても俺自身は前世の俺のままだし


゛ぐうううううう゛


とりあえず、まずは飯だな


俺は森の中歩き出す



マダラside out




???side


私は生まれてすぐに親に捨てられた
理由は私の力が不気味だから
生まれた私は当時、何もできなかったのでとあるおじいちゃんとおばあちゃんが拾って育ててくれた
おじいちゃんとおばあちゃんはみんなと違って私に優しくしてくれた
嬉しかった


けど、それは突然訪れた
私が14歳になった時だった
その日は、忍術の修業をしていたので帰りが遅くなってしまった
私が家に帰ってみたのは



血まみれになって倒れているおじいちゃんとおばあちゃんだった



私は目を疑った
あんなに優しかったおじいちゃんやおばあちゃんが血まみれで倒れているのだ
信じられなかった
すると、奥からなにか笑い声が聞こえた


私は恐る恐るその奥に向かった
すると、そこで見たのは額当てをした忍だった
その忍は3人ほどいてチャクラの流れからして中忍レベルだった
その顔は不気味なくらい笑顔で引き出しなどをあさって何かを探していた


私は直感した
ああ、こいつらがおじいちゃんやおばあちゃんを殺したんだって
だって、服のあちこちに血が付いてるんだもん
そしてこいつらが金目当てでおじいちゃんやおばあちゃんを殺したというのもあいつらの手をみてわかった
その手には宝石などが握られている


そのすぐ後だった
私が意識を失ったのは…



???side out




マダラside


ある小国に来て何かを食べようと思ったら突然、誰かの悲鳴がした
興味本位でその場所に行ってみると
見た目14歳ぐらいの女の子が中忍ぐらいのレベルであろう男どもを小型のナイフで刺していた
女の子の体は虹色に光っていた


「なんだ?あれ?みたことない術だな…血継限界(けっけいげんかい)か?」


すると女の子が突然倒れた


「あらら、倒れちゃったよ。仕方ない、つれて行って話でも聞くか…転移」


俺は女の子の前に移動しその場を離れ最近、木遁で作った家に移動した






マダラside out




???side


私が目を覚めるとそこは知らない天井で私はベットに寝かされていた
…そして、そのすぐ後だった
私が人を殺してしまったことを思い出したのは


「あ、ああ、ああああああ!!!」


怖い、怖い。
おじいちゃんとおばあちゃんが殺されたからそれで我を忘れたあの力を使って人を殺しちゃった
そのことがなにより怖かった



私が体を震わせていると


「大丈夫か?」


男の人の声が聞こえた


???side out




マダラside


ちょっと家をあけて食材を買いにいって家に戻ってみたらあのとき助けた女の子が泣いていた
それも、体を震わせながら


心配になったので、声をかけてみると女の子は体をびくっと震わせこちらを向いてきた
今さらだが女の子の髪の色は金色で目の色は黄緑色
髪は肩までのショートヘア


「どうした?寒いか?」


一応、聞いてみるが返事はなかった
ていうか、体を震わせてるってことは寒いってことでいいんだよな?
それか、俺が怖いとか?いや、それはないと思うんだが


そんな考えをしている最中だった
女の子が布団から飛び出て俺に抱きついてきた
それも、結構強い力で…目からは涙が出ている


「怖い…怖いよぉ」


…ああ、なるほど
あの時、人を殺したのが…それで、おびえてたのか
俺は女の子を抱き返す


「もう、大丈夫だ。安心しろ。お前のじいちゃんとばあちゃんは俺が墓作って埋めといてやったから…」


それを聞くと女の子は顔をあげて


「お墓、作ってくれたんですか?」


そう聞いてきた


「ああ、あの場に放置ってのはまずいし…それにお前の大切な人なんだろ?」


コクと女の子はうなずき


「お墓の場所、教えてください」


俺に墓の場所を聞いてきた
俺は女の子の手をつかみ


「転移」


墓の場所へ転移した


-2-
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