マダラside
女の子はお墓の前で涙を流しながら手を合わせて祈っている
…あの子、心が強いな。ちゃんと死を受け入れてる
ああゆう奴が強くなるんだよな
すると、女の子は終わったのか立ち上がり俺のもとに寄ってきて
「あの、ありがとうございます。私、サクヤっていいます。あなたは?」
「俺か?俺はうちはマダラだ」
その言葉を聞くと女の子は目を見開く
「え?うちはマダラって…あのうちはマダラですか!?伝説の!?」
「ん?まあ、そうだな」
すると女の子はどこからかサインペンと色紙を取り出し
「サインください!!」
…サイン?え?この空気で?
いや、別にいいけど
俺は色紙にサインをする
「ほら」
「わあ〜!!ありがとうございます!!私、これ宝物にします!!」
ギュウっとそれを抱きしめるサクヤ
そんなにうれしかったのか?
ていうか、うちはマダラってあんまいい印象ないけど…
「おじいちゃんがいってました!!うちはマダラは正義のために戦ったんだって!!私、その人の憧れてたんです!!」
…正義のために戦ってたっけ?
まあ、そうなのかな?
「あ、そうだ。サクヤはこれからどうするんだ?行く場所あるのか?」
俺の問いに笑顔だったサクヤは俯き
「いえ、ないですけど、なんとかして見せます!!」
すぐに表情を笑顔にして俺にいった
だが、俺にはそんな笑顔が作り笑いだとわかっていたので
「なら、俺の家に住まないか?正直、ずっと1人で寂しかったところだし…どうだ?」
「え?」
俺の言った言葉に呆然とするサクヤ
「え、で、でも、私なんていても迷惑掛かりますよ?」
「そうか?俺は別にそう思わねえけど」
「わ、私は不気味な力を持ってるんですよ?」
「ああ、あれか。別に不気味じゃなかったし、むしろ綺麗だと思ったぞ?それに不気味な力なら俺も持ってるし」
そう言って写輪眼を見せる
「で、でも…」
はあ〜。手ごわいな
「大丈夫だ。俺は死なない。俺は忍び世界最強と言われたうちはマダラだぞ?それにお前がどんなにひどい目にあっても俺が必ずそばにいてやるから。な?」
「…さい」
「ん?」
「約束してください!!絶対に私のそばからいなくならないって!!」
…それは、キツイな
もう、木ノ葉攻めちまったしこれから五影会談始まるだろうし
う〜む…あ、なら
「わかった。ただし、俺がどこかに出かけてこの家にいないときがないとは言い切れないからサクヤには敵がきても返り討ちできるぐらい強くなってもらう。お前のそばからいなくならないとはお前を見捨てるなってことだろ?」
「…わかりました。私、強くなります!!いつかマダラさんよりも!!」
そして最後は本当の笑顔でいいきった
じゃあ、この後どうするか本気で考えないとな
まずは五影会談からどうにかするか…
その前に起きないという可能性もあるが、それはたぶんないだろうな
その後、サクヤにサクヤの力について聞くとサクヤの力は5つの性質を合わせた術。神遁を使うらしい
ていうか、5つって…もはや血継淘汰(けっけいとうた)のレベルを超えてるぞ…
まあ、いいか。とりあえずサクヤには俺との関係をふせてもらって木ノ葉のアカデミーにでも入ってもらおう
はあ、色々と大変だな