「田辺・・・」
俺は田辺に優しい声で呼びかける
『ごめん、日下部君・・・・僕・・・、僕・・・』
弱弱しい田辺の声が耳にこびりつく
「もう、やめろ・・・・人殺しなんてそんな卑劣なまねはもう・・・・・しないでくれ」
『ごめんなさい、本当に・・・・』
ゴメンネ・・・・・・・?
『っははは・・・・ははは、はは・・・・はははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!』
「!?」
田辺がいきなり悪魔のような笑い声をあげた
『なぁ〜んて、僕が云うと思った?きゃっははははははははははは!!!!!!!馬鹿な日下部君』
「なっ!どういう意味だよ!」
『日下部君は騙されやすいんだね、そんなんじゃ、こんなどす黒い社会の中生きていけないよぉ?』
「このっ!」
俺はもう耐えきれなくなった
怒りという衝動が俺の脳をおかしくさせる
「ちくしょおおおおお!!!!!!!ぶっ殺してやる!!!!!田辺ええええええ!!!!!!!!!!」
『そんなに怒っちゃだあめ♥血圧あがっちゃうよ?』
「おい!俺を今からお前のいる部屋に連れて来い!!一度俺にスタンガン食らわせた奴らいただろ!あいつら使ってでもいいから、お前の所へ連れて行け!!」
『いーよ、おい、行って』
そして、またどこから入ったのか2人の男が入ってきて1人が俺を押さえつけて1人がスタンガンを近づける
早く早く早く早くはやくはやくはやくハヤクハヤクハヤクハヤク・・・・・・
バリリッ!!!!
「っがあああああああああああ!!!!!!!!」
視界が真っ黒になる頭は真っ白になって・・・・・
俺は意識を失った