小説『ネギま!?に転生・・・・マジ恋!??なにそれ?』
作者:えんヴぃい()

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転生して俺はやっと3歳になり記憶を取り戻した。


「取り合えずさっきまでの両親への対応をいきなり変えると怪しまれるから徐々に変えて行こう」

などと思いつつ


「光太ぁーごはんよー!」

「はぁーい!!」

結構そんな苦労必要が無いくらい馴染んでいる俺、山中 光太。

うん!別段厨二くさい名前じゃなくてよかった!!

容姿も黒髪だし!ただ・・・・瞳が水色ってのが・・・・と思ったらなんでも俺はイギリスと日本人のハーフらしいので納得。


良かった!辺に銀髪オッドアイじゃなくて。まだまだましだ。

「おかーさん、ニンジンあげるぅー!」

笑顔いっぱいでご飯を作ってくれた母こと山中サーシャに感謝を込めて渡す。

母さんは名前の通り外国人で、絹の様なさらさらな金髪に水色の瞳が特徴的。まぁ俺の目の色は完璧母さんの遺伝だ


「だめよ光太、そうやって笑顔で渡せばお母さんが受け取るとでも思った?嫌いなものを食べたくないからってそういうズル賢い考えは無駄よぉ?」


駄目だったか・・・・っち!


「うぅ・・・・頂きます・・・・」


どうも生前からこの味は好きになれん。


「なんだ光太、まだニンジン食べれないのか?」


そう問いかけて来たのは我が家の大黒柱の山中 賢治。まぁ父さんだ。
黒い髪を少し短めにした髪型でタンクトップがよく似合うガタイをしている。


一見工事現場にいそうだが立派なサラリーマンだ。

稼ぎも非常によく、やんちゃしてテレビを壊しても、一時間後に新品を買って来てくれるほど気前がいい。


「だって、なんか嫌い・・・」


しかし最近になって思うのだが、能力に関しては問題ない。


体の成長も、3歳児が普段以上の運動をやり続けても筋肉痛を起こさないくらいの耐久性もある。

気に関しても自我が目覚めた途端理解できたので速攻で一般人よりも少し小さい位まで抑えた。

魔力に関しても・・・・・・うん?魔力?そう言えばまだ魔法試してないような・・・・


〜30分後〜


両親に許可を取って近くの空き地に一人で散歩。

物陰に隠れてちょっと魔法の練習をしてみる。

そこらへんにあった木の棒を持ち

「プラクテ ビギ・ナル “火よ灯れ”」



――――しーん――――――――




「プラクテ ビギ・ナル “火よ灯れ”」






―――――――――しーん―――――――――





「プラクテ ビギ・ナル “火よ灯れ”つってんだよぉおお!!!」





――――――しーん―――――――





「う、嘘だろ?!此処はネギまのハズだろ!??なんで魔法が使えないんだ・・・・・」




絶望に突っ伏していると、上空からひらひらと手紙が落ちて来た。

「奴の仕業か・・・・これまたテンプレな・・・」


なになに〜?


『ほほっほぉー!どうじゃどうじゃこれは新しい展開じゃろ?おお?まさか自分で選んだ世界が直前ですり替えておいたのさ!って事態になっておるとはおぬしも思いまい!
ちなみに今回の転生の事なんじゃがな?あまりにもテンプレ過ぎるとわしもちと詰まらんからおぬしの魂が贈られる直前に”真剣で私に恋しなさい!”の世界に変えておいた。まぁ詳しい事はこの手紙を読み終えたら呼ぶからそん時に聞いてくれ』

・・・・・・なっ!!なんだと!??

やはりネギまじゃないのか!!てかまた呼ぶってどういうk・・・ガシャん!!!!

直後俺の頭には金色の盥が飛来し、その場で意識を失った。




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「気が着いたようじゃな」

「ええ、御蔭さまで自分が嵌められたと言う事が嫌と言うほどにね・・・・」

「むぅ、だってテンプレあきたんじゃもん!」

「いや、爺さんがもん!って・・・・皆さんも自分の知ってるおじいさんがもん!って言ってる姿を想像してほしい。どうだい?なかなか精神的にくるだろ?」

「まぁそれは良いとして、今から俺をネギまに送ることは「無理じゃ」・・・だろうな・・・」


「魂が一度マジ恋の世界で肉体と結びつくと一種の契約状態になり、どちらかが死なない限りその世界からは抜け出せん。現に今おぬしは生き霊としてここにおる。目見は見えないが肉体とはラインで繋がっておりここをワシが離れるとまた元の体にお主は戻る。」

「うわぁ〜もう俄然生きていく気が失せるぅーーー気分がた落ちだぞこれ!」

「まぁこれも変わった出来事だと思って受け入れてもらえんかのぉお詫びと言っては何だが、魔力が無い分気の方を望んだ魔力分増加させておいたし、能力の方もROのスキルをいくつか追加しておいた。」


魔力の分気を増やす?

ラカンで5倍の気

木乃香で10倍魔力。それが気に変わって・・・・合計15倍の気!????


「自我が目覚めた瞬間気を抑えた俺すげぇGJ」

「スキルの方も“スキル確認”と念じれば分かるはずじゃ」


「・・・・・スキル確認


・集中力向上

・レックスエーテルナ習得

・アドレナリンラッシュ習得


この中の一つだけでも俺だいぶ強くなるんだが。。。しかもぜんぶMAXLvかよ」


レックスエーテルナって。。。俺が阿修羅撃ったらどうなるんだよ・・・・


「あとこれも受け取っておけ・・・ぽいっ!」


「うおぉ!!ってこれベルセルクじゃねぇか!しかもハイスピードアップポーション10本とかどんだけ速さを求めてんだ!!」

「詫びじゃ詫び。それと、そっちの世界で魔法じゃなく、気でスキルを発動できるようにしといた。」



「はぁあ、此処までしてもらったからには俺も自殺なんて考えはやめよう。せめて平凡にいきるさ。たとえ違う物語の世界だとしても・・・・・な。それじゃ帰る」


・・・・


・・・・・


・・・・・・


・・・・・・・

「だから帰るから、俺を戻してくれって!」

「・・・・・よしっ!!このまま返すにはおしい男じゃ。その器の広さよし!!」

そう言って爺さんは誰かを呼んだみたいだ。

「ほっほっほ!!今呼んだのは武神とまで呼ばれたワシの友人じゃ!お主が転生した世界はいくらワシの勝手だからと言っても少し住みづらい世界のようじゃしのぅ。ここで100年くらい稽古を積んでいくといい!!!」

「はははああああああああああああああああああああああ????????」

そうこうしてるうちに来てしまった・・・・・


「こんにちは君が噂の光太君?僕は”天照の大御神”って言うんだよろしく」

イタチェ・・・・・・・

どうやら僕の苦難は続きそうです・・・・・・

-2-
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