BBQの用意をしていると、ゆうちゃんのご両親と妹さんと甥っ子さんがやってきた。
どうやら様子を見に来たらしい。
楽しそうにしている私たちを見て、目を細めていた。
写真を撮ったり、焼いたりと忙しかったが、楽しかった。
やがて一家は帰り、また四人で夜遅くまで語り合ったり、ふざけあったりしていた。
あっという間の楽しいキャンプは終わった。
相変わらず、Yで遊んだりしていたが、Yちゃんたちは当たり前だけど、二人の時間が増えていった。
それを好ましくも思っていた。
大阪に泊まりにいったり(この時も博久くんがぽんと20万出したらしい)、林道を走ったりしていた。
私も行きたいなと思ったが、アホでかっこつけの雅巳くんのせいで、車高の低いクルマだったのでとても無理だった。
かといって、二人の間にお邪魔する気もないしで。
私もゲーセンに行ったり行かなかったりしていた。
そしてまた夏がやってきた。
今度は少し遠出をしてみようということと、バンガローに泊まろうということで、馬路村へ向かった。
途中で土砂が落ちてきていて、迂回路になっており、もう帰りたいと思うほど遠かった。
そうでなくても片道そこまでは3時間かかるのだ。
やっと着いた私達はくたくただったし、もうすでに川で泳いでいる人はいなかった。
手続きを済ませて、バンガローへ向かった。