小説『ドラゴンボールN』
作者:プータ()

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 第十六話 ついに原作!でも何しよう?

 会社のほうは順調に成長し結構有名になった。
 そしてついに原作の年、エイジ749年になった。ついに俺も二十歳だ。お酒も飲める。
 俺としては何をしようかと迷ってる。とくにやりたい事がないが、今は地球に住む身。それなら地球のためになることでもしようかと思う。
 ウーロンがパンティー貰うなら俺が何か頼みたいと思うのは不思議なことではないと思うんだ。別に私利私欲ではなく俺が色々してやばい事になったときの保険だ。とくに俺はラディッツと悟空をピッコロに殺させる予定は無い。
 弱虫ラディッツの奴、俺が変人と馬鹿にされているのを知るやグチグチとうざいことこの上なかった。なのでちょっといじめてやろうと思ってる。これも地球のためだ致し方ない。
 そういえばハゲナッパも俺にいつも雑用を押し付けてきたな……あのハゲめぇ!よしきた!サイヤ人討伐を暫くの目標としよう。これも地球のためだ致し方ない……よね。
 ちなみにセロリは他のサイヤ人は特にどうでもいいといっていたので俺は好き放題できる権利を得ている。まあベジータは悟空にやらせてやろう。ベジータが死ぬって言うのもありだが、そこを壊すとどうなるかわからない。それにベジータは惑星ベジータ時代、特に何もしてこなかった。無関心といわれればそれまでだが、特に何もされていないのならそれでいい。

 「なんか社長の様子が……」
 「邪悪なオーラが見えますね」

 社員の子になんか言われているのは聞こえない……。
 そうそう、カメハウスにはたまに遊びに行ってる。
 去年の秋、ウミガメがマツタケ狩りに行って迷子になったまま帰ってこないせいか亀じい(様付けはやめろといわれたのでかってによんでる)は結構寂しいみたいだ。ちなみにセロリを連れて行ったら歓喜していた。そしてセロリの尻を触ろうとして海に吹っ飛ばされた。それでもセロリを連れて行くと懲りずに触ろうとするのだからたいしたものだ。セロリいわく面白い爺さん。それには同意だ。
 あと不死鳥だが、なんと食中毒を回避し生き残った。なので気をつけないと悟空が不老不死になってキントウンがもらえなくなる可能性があるので、ちょくちょく悟空の様子か亀仙人の様子を見に行ってる。勿論悟空にはきづかれていない。瞬間移動でひとっとびして見てくるだけだし。
 それにもうブルマは高校が夏休みになったとブリーフ博士にきいた。ついでに倉庫からオレンジの玉を見つけてなにやらやってるらしい。もうそろそろだろう。
 そして俺はちょくちょくと悟空や亀じいのところに通うのだ。
 
 ・・・
 
 ・・

 ・
 
 ブルマが出かけてから暫く、俺は亀仙人のところに遊びに来ていたのだが突然ウミガメが帰ってきたのだ。ついに来たと俺は思った。
 俺は助けてくれた人にお礼に行くと言う亀仙人についていくことにした。

 「派手な爺さんと……派手な金髪?」
 「と、とんでる!」

 亀仙人と俺を見てのブルマと悟空の反応だ。俺は超サイヤ人で修行と変装を一緒にしている。そのためブルマは俺に気がつかなかったらしい。悟空は俺が飛んでるのが珍しいのかこっちを見てくる。
 超サイヤ人になってもう二年。そろそろ次のステップに行っていいだろうと、超サイヤ人第四段階に向けての特訓中だ。寝る時も仕事の時も超サイヤ人を三年ぐらい続ければセル編の悟空レベルになれる。最近は修行も疎かになっていたので丁度いい。超サイヤ人を続けているだけでも体に負担がかかるからな。
 亀じいと一緒に俺は胴着姿の悟空とパジャマ姿のブルマに自己紹介する。ブルマが俺の名前を聞いて何かを思い出そうとしていたが、最近はブルマにあってなかったし、そんなに仲良くなかったこともあり気がつかないようだ。そして話は進み。 

 「こいっ!不死「ちょっと待った亀じい!」なんじゃ?」

 不死鳥を呼ぼうとした亀じいをとめる。

 「いや、そんな小さい子を不老不死にしちゃだめでしょ!まだまだ身長も伸びるのに!」
 「ああ、そういやそうじゃのう」
 「か、亀仙人様……」
 
 俺に止められて不死鳥を呼ぶのをやめる亀じい、ウミガメもあきれ気味だ。
 そして結局キントウン(良い子しか乗れない)をあげる亀じい。途中、キントウンのお手本を見せようとした亀じいは雲に乗ろうとし、雲を通り抜けて腰を打っていた。そりゃあれだけエロ本ばっか読んでる仙人じゃ乗れないよね。
 その点、悟空は完全にいい子だ。余裕でキントウンに乗っていた。
 ふう、なんとか悟空が不老不死になるのは防いだな。
 キントウンをもらってはしゃぎまくる悟空、ものすごくうれしそうだ。おれも悟空と一緒に空に飛んでもいいがこれからとても大切なイベントだ。こればっかりは逃すわけには行かない。
 
 「ねぇ!おじいさま!私にもあれ頂戴!」

 きた!!!

 「そのギャルもお前を助けてくれたのか?」
 「いーえ、全然」
 「なによ!塩水あげたじゃない!!」

 亀じいの言葉を否定するウミガメ。そして突っかかるブルマ。
 ちなみに万一流れが変わらないように俺は黙ってる。もし変わったら大変だ!

 「あいにくとキントウンはあれ一つでな、代わりに何かやっても良いのじゃが」

 そしてだんだんと亀じいの顔が変になっている。あれは助平な顔だ。

 「ぱ、ぱんてぃーをみせてくれたらな!」

 言った!!!!流石亀じい!そこにしびれるあこがれるぅ!
 そしてウミガメにしかられる亀じい。

 「いいじゃないかい!仙人だってたまにはパンツくらい見たいわ!」
 
 これ名言なんだろうか。
 そしてウミガメは先ほどキントウンに乗れなかった理由がわかったと怒った。
 ブルマは……

 「い、いいわ。それぐらいんら、なんとか」

 ブルマは顔を朱に染め頷いた。ブルマって頭がいいのか悪いのかわからない。

 「はい!」

 ばっ!と一息、パジャマの下はスッポンポンのブルマ。いいものいただきました。一言言えば、髪の毛と同じ色だった。
 亀じいは鼻から血を噴出して喜んでいる。 
 その後ドラゴンボールをねだられた亀じいは渋るが、更なるブルマのご開帳に首を縦に振った。亀じいの気持ちはわかるよ。うん。
 結局ドラゴンボールを渡しブルマたちとは別れた。

 「いやー良いもん見たなぁ亀じい」
 「うむ、カメラもってくりゃ良かったわい」
 「ナスビさんまで一緒になって!もうだめですよ亀仙人様!」

 ウミガメに窘められながら俺達はカメハウスに戻っていった。
 帰ってみれば何故かカメハウスには飛行機、そしてチビと女と犬。あれ?こんな事あったけ?

 「言え!ドラゴンボールは何処だ?」

 チビが亀じいに聞いている。
 なんかピラフとか言ってる。ああ、ピラフ大王か。あとはマイと……なんだっけ?アニメのシーンでこんなんあったなぁ。
 そうこうしているうちに亀じいからドラゴンボールをブルマにあげたことを聞きすぐさま飛行機に乗ろうとするピラフ一行。

 「ちょっと待てそこのちび!」
 「ち、チビとは私のことか!?」
 「そうだよ!片付けてけよ」
 「ぴ、ピラフ様になんて口を!」
 「そうだぞ!」
 
 俺はピラフを止める。周りの女と犬がはやし立てるが気にしない。どうやら呼びかたが気に食わなかったらしい。だが亀じいの家の中はかなりあらされている。このまま放っておくのはよくない。

 「ふんっ!なぜわたしがそんな――」

 俺はピラフが何か言い終わる前に気功波を海にぶち込む。そして大きな爆発が起こり、辺りが水しぶきに包まれる。

 「返事は?」
 「「「やらせていただきます!」」」
 
 そして俺は三人に部屋の片付けをさせた。
 ふう、いいことしたな。
 そして自宅に帰ってからセロリにあって一言目。
 
 「なんか、ナスケベな顔してる」

 俺はブルマのことがばれたのかと戦戦恐恐とさせられたのだった。

 あとがき
 今日は殿堂入り記念にもう一話。
 やっぱりブルマのあれは見ないといけない気がするんですよwナスケベェ……
 あとピラフたちはアニメでは亀仙人の家に来てたんです。んで荒らすだけ荒らして亀仙人に仕返しくらってました。
 亀じいの呼び方は、ナスビが亀仙人とか武天老師と呼んでるすがたがあまりにも浮かばなかったためです。気になる方がいるかもしれませんがすみません。
 超サイヤ人第四段階についてはスピードとパワーを両立させた形態のことです。ムキムキツンツントランクスやスーパーベジータが第二段階(燃費の悪い強化)や第三段階(スピード殺しの超パワー特化)ですね。


 

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