「まあ、座れ。少し話をしようじゃないか」
男は手を上げて何も持ってないことをアピールをする。俺はしっかりとそれを確認して拳銃から手を離した。
俺はゆっくりと男の隣に座る。
「なぁ、少年。まあ、俺も少年に入るんだが・・・それは置いといて、名前はなんて言う?」
男は俺がとなりに座ることを確認した後、まずは名前からと話しかけてきた。
「新道 悟です。高校2年生、東京代表です」
「なるほど・・・悟か・・・いい名だな。俺の名前は富士 信二(ふじ しんじ)。高校3年生、広島代表だ」
俺は言葉を聴いて驚いた。高校3年生・・・年上の人・・・さっきまでため口だったのだが、大丈夫だろうか?
「す、すみません!!先輩とは知らずため口を使ってしまって、今後気をつけます」
誤る俺・・・これからため口はやめておこうと心に誓う。そんな誤る姿を見た信二は笑顔で見てくれている。いや、怒っているのか?