小説『短編集』
作者:クロー()

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――――夜中の電話―――――



今日はちょっとしっかりと寝られた気がしない。


というのも、午前3時に非通知で電話がかかってきて、呼び出し音で目を覚ましてしまったからだ。



〜〜〜〜回想〜〜〜〜〜〜〜

「はい、もしもし??」

「・・・・・・」

「あのう、もしもし?」

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

ガチャリ
ツーツーツーツー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



そういえば、今は新年会のシーズンであったと思う。

心当たりがなかったため、夜中まで飲んで最終電車乗り損ねでもした酔っ払いの間違い電話だったのだろうと思う。
誰か狙われているらしい。ということだけ分かった。

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